「本物の料理はプロが…」炎上騒動となった「ビストロSMAP」元スタッフが明かしたリアルな現場

FRIDAYデジタル10/2(木)10:00

’16年12月のSMAP解散とともに終了した『SMAP×SMAP』が思わぬ火ダネに…(’15年12月)

 

炎上した「ビストロSMAP」についての投稿

〈テレビ局の知り合いから聞いてびっくり『ビストロSMAPの料理、実は裏でシェフが作ってんだよ』って。SMAPが料理してるのは撮影用で本物の料理はプロの手によるものだったらしい。言われてみれば…超売れっ子の彼らがいきなり渡された食材で一流料理を作るのは難しいですよね〉(原文ママ、以下同)

9月12日、今夏の参院選に兵庫選挙区から国民民主党公認で出馬し、落選した多田ひとみ氏(45)のXへのこの投稿が物議を醸すこととなった。

投稿には批判が殺到した。多田氏は投稿を削除したうえで、〈ビストロの投稿はSMAPの皆さんがすべて料理しているように見える演出についての問題提起が目的でした〉などと釈明。そのうえで、〈私自身、長年のSMAPファンとしてとても驚きました。メディアの情報を過信せず、もっと丁寧に調べるべきでした〉と綴っている。

「多田氏は今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に、元同県明石市長の泉房穂(62)、NHK党党首の立花孝志氏(58)ら12人とともに出馬しました。トップは泉氏が82.2万票で圧勝。当選ラインの得票数は28.5万票です。泉氏のほかに当選したのは自民党と公明党の候補で、多田氏は22.5万票を得ましたが6位で落選しています」(全国紙政治部記者)

多田氏は現在、国民民主党を離党しており、今後は無所属で活動していくそうだが、「こんな適当なことを言う人に政治家になってほしくありません。SMAPメンバーたちがかわいそうです」と「ビストロSMAP」に長年携わり、裏方として支えた男性スタッフは憤る。

今回、多田氏がやり玉にあげた「ビストロSMAP」とは、1996年4月から’16年12月まで放送されたSMAPの冠バラエティー『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の人気コーナーだ。

メンバーだった中居正広氏(53)、木村拓哉(52)、稲垣吾郎(51)、草彅剛(51)、香取慎吾(48)が架空のレストラン「ビストロSMAP」のオーナーとシェフに扮して、来店したゲストのオーダーに合った料理を振る舞い、一番ゲストの気に入った料理を作った勝者を決める。屈指の人気コーナーとなり、番組全編がこのコーナーで構成されることもあった。

「4人は真剣に取り組んでいた」

「当初、メンバーの中でも料理が得意なことで知られていた元メンバーの森且行さん(51)と、売り出し中だった木村さんの料理対決としてスタートしました。しかし、番組スタート直後に森さんが脱退してオートレーサーに転向してしまいました。そのため、『俺は絶対に料理しない!』と宣言していた中居さんが『オーナー』の役になり、残る4人が2チームに分かれて料理対決をするコーナーとなりました」(前出元スタッフ、以下同)

当時、グループとしてもメンバー個々としても多忙だったこともあって、同コーナーは1日で2〜3回分の収録を当たり前のようにこなすハードスケジュールだったという。

「私たちスタッフは下ごしらえなどのサポートをするだけでしたが、最初はメンバーたちも料理をこなすのにいっぱいいっぱい。それでも、あらかじめゲストのオーダーを聞いていたので、一緒にメニューや調味料を考えたりしていました。次第にしっかり料理をこなせるようになると、メンバーたちは自分たちの〝色〟を出そうと工夫し始めたんです。木村さんと草彅さんからは、よく『こんなふうにやりたい』『このアレンジはどうか?』など、積極的な提案がありましたね。

料理をプロが基礎から教えたわけではないのに、どんどん上達して、ほぼすべてを自分たちで作っていました。料理にあれだけ真剣に取り組んでいた姿勢が、4人の俳優業にも生かされているのではないでしょうか。中居さんは中居さんで、しっかり自分の役割をこなしながら、場の空気を読んで進行していました。その後、MCとして一流になったのも納得でした」

同コーナーは人気となり、1996年から’11年の間にはレシピ本が8冊発売されてベストセラーになった。多田氏の事実誤認の原因は、このレシピ本かもしれないと元スタッフは指摘する。

多田氏に投稿の真意を聞いた

「番組は時間が決まっているので、とにかく完成させることが最優先でした。そのため、材料の大きさや調味料の分量はすべて目分量。それでも各チームゲストが食べる1人分だけなので、毎回なんとかなっていました。

ところが、レシピ本では材料の大きさや調味料の分量まで細かく記載されています。そうしないとレシピ本として成り立ちませんから。そのレシピ本を見て、『あれはプロが作っている』という話になり、誰かがそう多田氏の耳に吹き込んだのではないでしょうか」

前述したとおり、釈明コメントを出した多田氏だったが、その際に〈あらためて関西テレビの方にお伺いした〉というプロと分業で料理が作られていた様子の図をアップしていたために、さらに炎上することになってしまった。多田氏はこの元スタッフのコメントを聞いてどう思うのか。最初に投稿した経緯も含めてメールで質問したところ、次のような回答だった。

「私の投稿は一部で伺った情報を受け、番組制作や報道の在り方について個人的な感想疑問を投稿しました。

伺った内容について私自身で十分な確認が取れていない点があり、結果として関係者やファンの皆さまにご心配・ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

今後は、確認が不十分な情報の発信については控え、慎重に発言してまいります。訂正や補足が必要な場合は速やかに対応いたします」

「聞いた話」をそのままポストしたり、拡散したりする行為は時として大きな代償をともなう場合がある。気軽に投稿したものが、多くの人に伝わってしまうからこそ、SNSの扱いは難しい。

 

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