再びメジャーの頂点へ…大谷翔平 「ポストシーズンにフルスロットル!」未知数のピッチングの完成度
FRIDAYデジタル10/2(木)7:00

すでに目線は″2年連続世界一″
狙いすました一撃だった。
レギュラーシーズン最終戦を迎えた9月29日(日本時間)の第4打席、ドジャースの大谷翔平(31)はマリナーズの左腕ゲイブ・スパイアー(30)が投じた95.1マイル(約153㎞/h)を一閃。敵地Tモバイル・パークがどよめきに包まれるなか、打球速度109.5マイル(約176.2㎞/h)の白球はバックスクリーン横の観客席へと消えていった。自身の持つ球団記録を更新する55号だった。
「今シーズンの好調ぶりを示すかのような、完璧な一発でした。第1打席に放った今シーズン25本目のツーベース、そして第2打席で放ったヒットはどちらもライト方向への当たり。広角に打ち分けられる大谷が2打席とも引っ張っていたうえ、角度がつけばフェンスを越えていた当たりでしたから、彼にしては珍しく、全打席でホームランだけを狙っていたのでしょう」(現地記者)
惜しくもナ・リーグ1位の56発を放ったカイル・シュワーバー(フィリーズ、32)には1本届かず、3年連続の本塁打王は逃したものの、スポーツライターの友成那智氏は「大谷が見据えていたのは個人タイトルではない」と話す。
「もし本当に本塁打王が欲しければ、28日の試合にもフル出場していたでしょう。しかし大谷は、休養のために欠場を選択した。つまり、自身の記録よりも、ポストシーズンに向けてコンディションを整えることを優先したのです」
実際、指揮官のデイブ・ロバーツ(53)も、「彼は(本塁打王なんて)気にしていないと思うよ。間違いなくMVPを獲るんだから」と余裕綽々。すでに大谷の目線は、2年連続の世界一へ向いている。
「昨年は打者としてポストシーズンを経験していますから、今年もバッティングの心配はないでしょう。未知数なのはピッチング。大谷はポストシーズンの登板経験がありません。ただ、今季の大谷の奪三振率は、15勝を挙げた’22年と同じ11.87。
しかも、パワーシンカーとカーブという新たな武器を効果的に使うこともできている。ドジャースでもナンバーワンの投手と言えます。レギュラーシーズンでは炎上が続いた救援陣に不安が残りますが、大谷が自慢の剛腕でチームを勢いづければ、再びメジャーの頂点に立てるはずです」(友成氏)
ホームラン王を選ばなかった大谷が次に狙うタイトルはただ一つ、ワールドシリーズMVPだ。
『FRIDAY』2025年10月17日号より











