親にとって子どもは何歳になっても可愛いものです。ただし、結婚して独立したのであれば、あまり干渉することは良い結果にはなりません。これは筆者の友人・Kから聞いたお話。子離れできない義母に呆れ果てたエピソードです。

子離れできない義母

私の義母はなかなか子離れができません。
何かというと夫のNに連絡をしてきて、実家の用事を言いつけ、自分に構ってもらわないと気が済まない人です。

そんな義母は私や子ども達にはあまり興味がなく、「みんなで遊びにおいで」ということはほとんどありません。
孫が産まれたときも「これからNが大変になるわねぇ……」と言ったほど。
義母にとってはとにかく息子のNが一番でした。

誕生日プレゼント

ある年の夫の誕生日。
何の連絡もなく、義母がいきなり我が家へやって来ました。

その日は、家族で夫の誕生日を祝おうとレストランを予約していたので、出かける時間が近づいていました。
私が「今日はNさんと外で待ち合わせをしているので、これから出かけるんです。」と言うと、義母は「じゃあ、私も一緒に行くわ!」と無理やり食事についてきてしまったのです。

夫と合流し、予約していたレストランへ行くと義母は「N、お誕生日おめでとう♡」と夫に小さな封筒を渡しました。
夫が中身を確認すると、なんと! 沖縄へのツアーチケットが!

しかし予約は2人分。義母は自分と息子の分だけ旅行のチケットを取って来たのです。

義母の暴言

驚いている私たちを気にもせず、義母は夫に対し「お休み取れるでしょ? 一緒に旅行へ行きましょう。費用は全部私が持つから!」と一言。
これに驚いたのは子ども達。「え〜、パパだけ?」「僕たちも行きたい!」と言い出しました。
すると義母はとんでもない暴言を吐いたのです。

「これはパパのお祝いなんだから、あんたたちは関係ないでしょ!」

これには私も子ども達もビックリ! 夫もどうしたら良いかわからないような顔をして、困っていました。

旅行

結局、夫は仕事の都合で旅行へは行けませんでした。
義母は嫌々義父と旅行へ行きましたが、お土産は夫の分だけを送ってきました。

私にも子どもがいるので、子どもを可愛いと思う気持ちはよくわかります。
でも、周りの空気も読まず、自分の気持ちだけを優先する義母の言動には、これから先も悩まされそうです。

子ども達が結婚をして家庭を持ったら、あんな姑にはならないぞと心に決めています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K