子どもを連れて長距離の移動をする時って何かと気を遣いますよね。特に公共の交通機関を利用する場合は下調べや対策をして乗車するという人も多いのではないでしょうか? 今回は子連れ旅行の移動中に起きた出来事を友人が聞かせてくれました。

幼稚園の思い出に卒園旅行へ

私は小学1年生の女の子を育てるママです。小学校に入学する前は家の近くの幼稚園に通っていたのですが、今回は、幼稚園時代に仲良くしていたママ友たちと行った卒園旅行の時に起こった出来事を紹介します。

卒園を間近に控えた2月。ママ友たちと私は、子どもたちがずっと行きたがっていたディズニーに母子5組で行く計画を立てました。

新幹線の座席、どうする?

往復ともに新幹線で1泊2日の旅程ということはスムーズに決まったのですが、問題は新幹線の座席を決める時に起こりました。

私を含むほとんどのママ友は「子連れだし、座れなかったら大変だから、追加でお金がかかっても指定席にしたほうがいいよね」という考えだったのですが、M美というママ友だけがそれに異議を唱えたのです。

M美は普段からクレクレが多く、ちょっとケチなところもある人でした。
その時も指定席にお金を払うのが嫌だったようで、「自由席でいいじゃん! わざわざお金払って指定席を取るとかもったいないよ!」と言い張ります。

話し合っても平行線だったので、結局M美とM美の子どもは自由席に、残りのメンバーは指定席に座ることになりました。

当日、乗車してみると……

そして迎えた当日。新幹線に乗り込むと、自由席は満席!
するとM美は、「まさかこんなに混んでるとはね〜(笑)子どもだけなら1人くらい増えても大丈夫でしょ? 立たせておくのもかわいそうだし一緒に座らせてあげて♡」と言い残し、子どもを置いて自分はデッキへ。
そしてなんと、子どもの面倒を見ることもなく、到着までずっとそこでのんびりスマホをいじっていました。

一方、M美の子どもを押し付けられた私たちは散々な往路に。
うるさいし、子どもたちは窮屈で機嫌が悪くなるし、本当に最悪でした。

自分の価値観を通すのは良いけれど

到着後、「帰りは絶対に指定席を取って!」とM美に伝えましたが、「子ども1人くらい余裕だったじゃん! ケチくさいこと言わないでよ〜」と反省する気配は無し。
復路も同じ状況になるのは絶対に避けたいと思った私たちは、話し合って【ある対策】を取ることに。

それは、ディズニーで子どもたちに1つずつ大きなぬいぐるみを買うこと!

帰りの新幹線でも、案の定M美は「子どもだけ座らせて♡」とやってきましたが、子どもたちとぬいぐるみで座席はパンパン。M美の子が座るスペースはありません。M美は悔しそうに自由席へと戻っていきました。

まとめ

ちょっとかわいそうな気もしますが、自由席に座れない可能性が高いことは往路の状況で分かったはず。節約したい気持ちはわかりますが、復路でも同じことをしようとするのは厚かましすぎますよね……。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの