ママ友のお宅にお邪魔すると、一気に距離感が近くなった気がしますよね。そこでママ友の意外な一面を見てしまうことも……。今回は私の友人A子から聞いた、聞いてもいないのにモノの値段をイチイチ言ってくる面倒くさいママ友の話を紹介します。

仲良しのママ友R美

A子の5歳の息子とR美の息子は幼稚園の同じクラスで、大の仲良しです。兄や弟がいないA子にとって、男の子の子育ては分からないことだらけで、自然とR美と連絡を取り合うようになりました。

しばらくは公園やショッピングセンター、子育て支援センターなど外で会うことが多かったのですが、R美が自分の自宅で遊ぼうと誘ってくれたため、お言葉に甘えてお邪魔することに。

インテリアや写真がたくさん

ママ友の自宅にお邪魔するのが初めてだったA子。R美が自宅に招いてくれたことをとてもうれしく思っていました。

いざR美の自宅にお邪魔すると、そこには子どものおもちゃだけでなく、おしゃれなインテリアや写真が数多く飾られていました。息子が触りそうで心配になったA子は、「絶対に触らないようにね」と言い聞かせたのですが……。

触らないで! と言っても触ろうとする子ども

A子の予想は的中してしまいました。楽しくなってテンションが上がった息子たちは、いくらA子が「触らないで! 触っちゃダメ!」と言っても、手の届くところに置かれているインテリアや写真を触ろうとしてしまいます。

すると、そのたびにR美は「それ1万8千円したんだよね〜! A子さんじゃ買えないかな?(笑)」とからかうような口ぶりで値段を教えてくれたり、「それは去年行ったハワイで撮った写真なんだ〜! その辺の公園で撮ったような家族写真よりずっといいでしょ?」とA子が聞いてもいないことを説明したりしてくれるのです。要はただの自慢です。

もう来たくない!

R美はこれまで話していても、自慢するような人ではなかったので、とても意外でした。息子の危なっかしい言動にヒヤヒヤさせてしまっているのではないかと申し訳ない気持ちはあったものの、R美の自慢に反応するのが億劫になってきたA子。

R美と子どもたちと楽しくおしゃべりするはずが、蓋を開けばR美の裕福自慢を聞かされる羽目に。呼んでもらったのはありがたかったのですが、R美の家では全く気が休まらないので、R美の家にはもう絶対に来たくないと思ったA子でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K