子どもは大人が思っている以上に早いスピードで成長していきます。「まだまだ子どもだと思ってたのに……」と寂しく感じたことのある親御さんもいるのではないでしょうか? 今回は娘が反抗期を迎えた時のエピソードを友人が聞かせてくれました!
背伸びがしたい年頃の娘
私には小学校6年生の娘がいます。
親からするとまだまだ子どもっぽいところも多く、来年中学生になるということが信じられない……という感じなのですが、娘自身はそうは思っていない様子。
背伸びをしたい年頃なのか、わざと生意気な物言いをしてみたり、今までよりも大人っぽい服装を好むようになったりと、一人前になったつもりでいるようです。
「これ貸して!」と言ってきたのは……
ある日、放課後に友達と遊びに行く約束をしたという娘に、「ママ、これ貸して!」と言われました。
玄関で娘が指差していたのは私のハイヒール。
たしかに娘は足のサイズが大きめで、私とはサイズがほとんど同じです。でも、そのハイヒールはあまりにも大人っぽすぎるし、ヒールも細くて子どもには危険なものでした。
ついつい言い合いに
それで私はつい「何言ってるの! 子どもがそんなの履いちゃダメよ」と言ってしまいました。
私のその発言に「子ども扱いされた」と思ったのか、娘は激怒!
しばらく押し問答した挙句、「私、もう子どもじゃないし! いつまでも子ども扱いしないでよねっ!」と言い捨て、私が止めるのも聞かずにむりやりそのハイヒールを履いて出掛けていってしまいました。
5分後、帰って来た娘が号泣!?
「子どもじゃないなら、もうちょっと人の話をちゃんと聞いてよ……」と私がため息をついていると、驚いたことに家を出て行って5分ほどたった時に娘が早々に帰宅!
なんと膝に大きな擦り傷を作って泣いています。
案の定、慣れないヒールを履いていて転んでしまったようです。
「ママァ〜〜〜!」と私を呼びながら泣く娘の姿と声は小さかった頃のままで、「まだまだ子どもだなぁ」と呆れながらもなんだか微笑ましくなってしまいました。
その後、手当てを終えて仲直りした私と娘。今度、娘でも履ける低めのヒールの靴を買いにいこうね、と約束したのでした。
まとめ
どれだけ歳を重ねても、親にとって子どもはいつでも可愛いものです。成長に寄り添いながら、あたたかい目で見守りたいですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの