親しい間柄でも、案外タブーなのが金銭のお話。
この話題を出されると、なんとなく身構えてしまうのは筆者だけでしょうか?
今回は筆者の友人A子さんのお話をご紹介します。
一体何なの!? やたらとしつこいママ友にウンザリ
A子さんのママ友である、Bママのお話です。
明るくお喋りなBママですが、そんなBママのことが苦手でした。
なぜなら……彼女はどんな話題であっても、必ずお金の話に繋げてしまうのです。
その標的になっていたのは、A子さんとCママだけ。
他のママには絶対に言わないあたり、二人の事を「自分より下」とでも言わんばかりに、ナチュラルに見下していたのでしょう。
A子さんが旅行へ行ったり、少し良いバッグを持っていたりすると、
「宿はいくらだったの?? お金足りなくて野宿とかしてない?」
「そのバッグ高いやつじゃん! 借金とかしてないよね??」
このように、Bママは鼻で笑いながら嫌味を連発してくるのです。
さすがにウンザリしていましたが、A子さんもCママも言い返すことなく、嫌味を流して過ごしていました。
失礼過ぎでしょ! 周りもドン引きな発言
そんなある日、ママ友達で集まりランチをしていた時の事でした。
その日は店内が満席だったので、テラス席で食事をしていたのです。
すると、すぐ目の前に軽トラが一台止まりました。
汗を拭きながら降りてきたのは、一人の作業着を着た男性。
日差しがキツイ日だったので、「暑い中大変そうだよね」なんてママ達と話していたのですが、
「うわ! いかにも稼げてなさそう〜。」
「作業着とかナイよね。夫が汚れ仕事とか絶対無理なんだけど」
Bママは笑いながら、その男性の事を馬鹿にしたのです。
周りはドン引きしていましたが、Bママは何も悪いとは思っていないようでした。
すると、CママはBママを真っすぐ見つめてこう言ったのです。
まさかの反撃に、思わず心の中で大拍手!
「確かに汗まみれにはなるけど、私が専業主婦出来るくらいには稼いでくれるよ〜」
「自営業だから、一応社長だし(笑)」
実は、その男性はCママの夫だったのです。
慌てだすBママでしたが、先程の発言は取り消せません。
「前から思ってたけど、Bママさんってお金の話ばっかりだよね」
「あんまりそういう事ばかり言うと、普通に嫌われるよ?」
言い訳ばかりのBママを、ズバッとぶった切るCママ。
周りもBママの事をよく分かっていたのか、誰もフォローすることはありませんでした。
Cママは贅沢品を買う事は少なく、趣味は節約とのこと。
それでもかなり裕福な暮らしをしていたようで、まさかの逆転劇にこちらまでスッキリしてしまったのでした。
まとめ
お金は生きる上でとても大切ですが、執着し過ぎるのはあまり良くないですよね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K