長年連れ添った夫婦でも、まだまだ知らない一面があるものです。今回は、夫との家事に対する価値観の違いに愕然とした、という話を知人から聞いたのでご紹介します。

休日ダラダラ夫にモヤっ

休日はいつも、リビングでスマホ片手にダラダラしている夫。
私がすぐ近くで掃除をしていても、手伝おうとする気配すらありません。

私自身、家事がそこまで重い負担になっていたわけではなかったので、あえて指摘はしませんでした。ですが『当たり前のように家事をしない夫』に少しモヤモヤを感じていました。

なんとも思わないの?

その日は、午前中に家事を終わらせ午後はゆっくりしようと、朝から洗濯や掃除に精を出していました。

その様子をジーっと見てくる夫がひと言、
「休みの日によくやるねぇ」と言ってきたのです。

まるで他人事なその言い方に、イラっとした私。思わず、
「ほんと、休みなのにね。私も休みたいよ。いつも私だけ家事してるけど、あなたはなんとも思わないの?」と聞いてみました。

夫からの衝撃発言に絶句

すると夫から
「やりたいからやってるんじゃないの? やりたくなかったらやらなきゃいいのに」という発言が飛び出しました。

夫の発言に思わず絶句しました。
家事を趣味かなにかと勘違いしているのでしょうか?

「本気で言ってる?」と聞いてみたら「うん」という夫。
今までずっと、家事が好きでやってると思われてたことに驚愕しました。

やりたいとかの話じゃないのよ

このままではいけないと、「ちょっとそこ座って!」と、寝転んでいた夫を座らせました。

そして、
「スマホを持ってダラダラするより、家事をしたがってると本気で思っているのか?」
「まず家事はやりたいとかの話じゃなくて、必要だからやってるだけ」
「やりたくないならやらなくていいわけではない」というようなことをこんこんと説明しました。

それを聞いて「やりたいんじゃなかったんだ」とびっくりしている夫に、こちらこそびっくりです。

そこまで負担ではないからと放っておいたら、まさかこんな考えをしていたなんて。夫の考えにショックを受けつつ、違和感を覚えたときは、話し合いが大切だな、とあらためて感じました。

まとめ

家事分担は夫婦の問題になりやすいと聞きますが、ここまで認識の差があると驚いてしまうのも無理はありませんね。夫に悪気はなかったと思いますが、これをきっかけに、家事を協力し合い、夫婦の絆を深められるようになるといいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい