私が出会った「一口ちょうだい♡」が口癖の女性のお話です。女性の行動は徐々にエスカレートしていき……。

お昼休憩

私が勤めている会社では、休憩時間をずらして取る形態になっています。あらかじめ各自の休憩時間は固定で決まっていて、私はいつも同僚のAちゃんとお昼休憩が同じタイミングでした。

会社には昼食を摂れる休憩スペースがあり、みんなコンビニやお弁当屋さんで買ってきたものを休憩スペースで食べることが主流になっています。

私とAちゃんもいつも買ってきたお弁当を休憩スペースで食べていました。

一口ちょうだい♡

Aちゃんとお昼を一緒に過ごしていると、だいたいいつも私のお弁当を見て「一口ちょうだい」と言ってきます。気になるほどの量でもなかったため、「あれこれ食べたい子なんだな」と思い、あげていました。

ちなみにAちゃんはお弁当+スープなどを買って、比較的しっかり食べるほう。

そのAちゃんがある日、おむすび1つしか買ってきませんでした。「調子でも悪いのかな?」と感じましたが、体調が悪い素振りはなくその日も私のお弁当を「一口ちょうだい」と拝借していきました。

エスカレート

翌日からもAちゃんはおむすび1つしか買ってこず、私の食べているものを欲しがります。最初は本当に一口だったのですが、おむすび1つになってからだんだんと一口がひどくなっていきました。

エビとアボカドのサラダを「一口ちょうだい」と言いメインのエビをすべて食べてしまう、5個入りの唐揚げを「一口ちょうだい」と言い3個食べてしまう……。

本来私が食べたくて買ったお弁当は満足に食べられず、多めに買って行かなければならなくなってしまいました。もしかしたら私が断らないとわかったので、自分のお弁当を減らしても足りると思ったのかもしれません。

私はだんだんとAちゃんが卑しく見えてきてうんざりしてしまいました。

対処法

とはいえ、「一口ちょうだい」を断る勇気もなかった私は、それ以降お昼休憩は休憩スペースで過ごさず1人で外食に出掛けることに……。

Aちゃんとお昼を一緒に過ごさないことで、「一口ちょうだい」を回避することに成功。何か理由があったのかもしれませんが、1人で外食をすることでゆっくり自分の食事を楽しめるようになりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A