義実家での同居は、トラブルに遭遇しないことのほうが少ないかもしれません。特にやむを得ない理由で同居を決めた場合は、後々になって嫁姑問題が表面化してくることも……。
今回は、同居後にお姑さんから時代錯誤な価値観を押し付けられたAさんのエピソードをご紹介します。

憔悴の義母を支えるべく、同居スタート

元気になってくれたのは良かったのですが、お姑さんの言動はだんだんと攻撃性をもつようになっていきました。Aさんの行動を監視したり日常生活に口を出したりするようになっていったのです。

それから年月がすぎたある日、小学生の長女が「もうおばあちゃんと一緒にごはん食べたくない。だって……ママをいじめるんだもん」と言ったのです……

愛娘のこの言葉に、Aさんは思わず号泣。これがきっかけとなり同居の解消を決めました。
新居へ引っ越した後も「おばあちゃんは絶対に入れたくない! 」と、お姑さんが立ち寄ることを拒んでいます。
お姑さんはさすがに異変に気づいたようで、突然Aさんに優しく接してくるようになったそうです。

もしかすると、お姑さんは息子さんのギャンブル依存によるストレスでAさんにあたってしまっていたのかもしれませんが、だからといってAさんやお孫さんを傷つけていいわけではありませんよね。
いつかお孫さんに許してもらえる日が来ればいいのですが……。

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:中谷 茜
ftnコラムニスト:広田あや子