何度注意しても改善がみられないことは、身をもって思い知るしかないときもあるでしょう。今回は、筆者の知人Cさんから聞いた悪癖のある友人を懲らしめたエピソードをご紹介します。

遅刻魔な友人を持つCさん

Cさんには、誰もが認める遅刻魔のYという友人がいました。どんなに約束の時間を早めようとも、10分や20分の遅刻なんて序の口。待ち合わせ時間に起きたのなんてよくあること。さらには待ち合わせの時間から2時間後に起きたなんてこともざらにある、自他共に認める時間にルーズな人でした。

遅刻を直してくれない……

そんなYさんに遅刻癖を何とかして直したいと思ったCさんはあの手この手を使って何とかしようとしました。けれど、何度となく肩透かしを喰らい、終いには「無理だと思うよ?(笑)」と半笑いで嗜められたのです。
(もう! Yが遅刻すると悪いことが起こればいいのに……)と思ったCさんは、あることを思いつきました。

この時期にあるアレを使えるかもしれない!

その年は梅雨が終わったあたりから、毎日夕方18時ごろになるとゲリラ豪雨が発生していました。これについてはすごく不思議で、どんなに晴れていても毎日18時ごろになると空が真っ暗になって突然豪雨が降り出すのです。
これに気づいたCさんは、Yさんとの待ち合わせをゲリラ豪雨の時間に重なるようにしました。
もちろん、想定の時間の1時間前を待ち合わせ時間に設定していたので、必ず遅刻してくるYさんはCさんの作戦にまんまと引っ掻かり、ずぶ濡れになって登場することになったのです。

Yさんが「もう〜さっきまで晴れてたのに信じらんない! C、もしかして雨女なんじゃないの!?」と言ってきたので、「え、でも約束した時間には一切雨降ってなかったし、Yが来るタイミングでちょうど降ってきたんだよ? それこそYが遅刻しなければいい話じゃない?」と言いました。

その日を境に、Yさんが遅刻するたびにどしゃ降りの雨が降り、Yさんがずぶ濡れになることが増えていきました。何度もずぶ濡れになっているのに、なぜか頑なに傘を持ってくることもせず……。そしてYさんはとうとう「……遅刻は絶対にしない」とボソッと呟いたのです。
それからと言うもの、Yさんが遅刻することもなくなり、ゲリラ豪雨に遭う日も減っていったのでした。
なぜそんなに遅刻を繰り返していたのかわかりませんが、Cさんの根気強さで遅刻癖がなおってよかったですね。にしても、毎回の遅刻も然り、なぜ天気予報を見たりしないんだろうかと不思議に思ったCさんなのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり