知人女性の夫が昼間スーパーへ出掛けたり、子どもの送迎を行う姿を見て、嘲笑ってくるママ友。
「こんな昼間にフリーだなんて、旦那さん、ちゃんと働いているの?」
どうやらママ友は、夫が怠け者だと思っているそうなのですが、実は理由があって……。知人女性から聞いたスカッと話をご紹介します。

週3勤務の夫

知人女性の夫は、勤務が週3日ということもあり、時間がある時は積極的に家事育児を手伝ってくれていました。
優しく包容力溢れる年上の夫に、深く感謝する知人女性でしたが、保育園のママ友は彼女の夫に否定的でした。

「今日も保育園の送迎後、旦那さんがスーパーで買い物しているのを見たわよ。よっぽど暇なのねぇ。週3日しか働いてないっていうし、あなたのお宅、経済的に大丈夫なの?」
そう言ってニヤニヤと嘲笑って来るママ友の態度からは、悪意しか感じられませんでしたが、知人女性は笑顔で受け流していました。

こんな風に人を見下して面白がっているママ友の相手をしても無駄だと、よく分かっていたのです。

スーパーでバッタリ対面!

そんなある日、知人女性が夫と2人でスーパーに買い物に出掛けると、運悪く例のママ友にバッタリ遭遇してしまいました。
案の定、ママ友は「待っていました」と言わんばかりに、悪絡みを始めます。

「アラ。夫婦揃ってお買い物なんて、仲が良いわね〜。でも、旦那さんの姿をほぼ毎日スーパーで見るけど、いいのかしら〜? 私の夫は真面目に、週5日働いてるわよ〜」
面と向かって、夫を小馬鹿にするママ友にさすがに憤慨する知人女性でしたが、急に背後から男性に呼ばれました。

「あれ? 先生と奥様じゃないですか!」

夫の正体はズバリ……

20代の若い男性2人に「先生」と呼ばれ、振り向く夫。その光景を見て、ママ友が途端に動揺し始めます。
「え? せ、先生ってなんのこと?」
すると男性の1人が、ママ友に説明を始めました。

「先生は、僕たちの所属するゼミの教授なんです。まさかバッタリ会うなんて、ビックリです!」
その話を聞いて、本当にビックリしたのはママ友の方でした。
あろうことか、自分が今まで見下していた相手は大学教授だったのですから。

実は知人女性の夫は、週3日は大学に赴き講義を行い、残りは夜に研究や論文執筆に勤しむ毎日を送っていたのでした。
だからこそ、午前中は比較的に時間があり、今のようなライフスタイルを過ごしていたのです。

衝撃の事実に面喰ったママ友は、それからは人が変わったようにおとなしくなったといいます。
夫行きつけのスーパーにも姿を現さなくなったといいますから、余程、この件が堪えたのでしょうね!

ltnライター:六条京子