私の友人M美から聞いた話です。M美が勤務している会社に性悪女性社員がいたそうで……。その女性社員に起きたちょっとスカッとする話を紹介します。

退職者を続出させる「難あり」社員

私は某化粧品メーカーの総務部で、15年ほど働いています。

比較的女性が多い職場であるせいか、人間関係のいざこざが起こることもしばしば。
その中でも、最も迷惑なトラブルメーカーがC子でした。

C子はいつも取り巻きの女性社員を引き連れている、いわゆるボス的存在の女性でした。

そして世の中の「ハラスメント」と言う言葉はすべてC子のためにあるのではと思うほど、わがままで気が強かったのです。

自分の業務を気の弱い人に押し付ける、雨の日は機嫌が悪く仕事をしない、何かあると無関係の新人に八つ当たりする、気に入らないことをした後輩を集団で無視する……彼女の性格の問題点をあげたらキリがありません。

そしてそんなC子の仕打ちを受けて、何人もの女性社員が辞めていきました。

退職者からパワハラで訴えられた!

ある日、会社の人事部宛に1通の内容証明郵便が届きました。

それはC子にいじめられて退職した女性社員からで、内容は「C子のパワハラにより精神的苦痛を被ったため、慰謝料を請求する」というもの。

その日からC子は毎日人事部に呼び出され、尋問を受けることに。
会議室からは、C子が「私のせいじゃない!」とヒステリックに叫ぶ声や、「私を信じて!」と泣き喚く声がしょっちゅう聞こえてきました。

同じ部署の社員も人事部から事情を聞かれていましたが、日頃の行いが悪すぎたため、C子をかばう人は誰もいなかったようです。

結局、退職した子とは示談することで話がまとまり、示談金はC子が全額支払ったと人づてに聞きました。

その後のC子

C子は解雇にはならず、今も同じ会社で働いています。

でも、それまで取り巻きだった社員は、一斉にC子から離れていきました。
全員、自分がターゲットにならないように機嫌を取っていただけだったみたいです。

そして、C子は書類整理のみの部署に異動させられました。

社内で孤立し、げっそりと別人のように痩せたC子を見かけると、少し気の毒にはなります。
でも、以前彼女が他の人たちにやっていたことを考えると、当然の結果だとも思う今日このごろです。

まとめ

「自業自得」という言葉がぴったりのお話でしたね。
こんなことにならないためにも、職場の人にはいつも感謝の心を忘れずに、謙虚な気持ちで接するようにしましょう。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N