人はお金を手にすると、人格が変わったり、これまで築いてきた人間関係を壊してしまったりすることがあります。今回は、私が実際に体験したお金を手に入れて、財力で人を判断するようになってしまった悲しいママ友のエピソードを紹介します。

ママ友A子

私には子どもがいて、ご近所には親しくしてくれているママ友が数人います。ママ友がなかなかできないという人やママ友とのトラブルで悩む人の話を聞くと、「私は恵まれているな」と感じています。

そんな風に親しくしてくださるママ友のうちの1人・A子は、最近ご主人の仕事が軌道に乗り始めたようです。

ご主人の仕事が軌道に乗る前のA子は、金銭的に余裕がなくいつも大変そうにしていました。自慢ではありませんが、我が家は割とお金に余裕があったので、お金に困っているA子一家にときどき食事を御馳走したり、使わない家電を無償で譲ったりしていました。

そんな風にご主人の下積み時代からずっと支えて、頑張ってきたA子が余裕ができ幸せそうにしているのは、私から見ても嬉しいことです。

旅行のお誘い……がなにやら雲行が怪しい!

その日私はA子から「今度2家族で旅行に行こう!」と誘われました。楽しそうだなと思い、「いいね! 予定を合わせて行こうか。」と伝えたのですが……。

A子は、「○○(私)くらいだよ、うちと付き合えるのは。BちゃんちもCちゃんちも貧乏でしょ? 金銭感覚合わないからもう付き合いしていないの。」と、ママ友と関係性が変わってきたことを話し始めました。

BちゃんやCちゃんはご近所のママ友で、これまで困ったときに子どもを預かりあったり、行事を共有したり、支えあい助け合い一緒に子育てをしてきた仲間です。

A子自身もかなり助けられてきたはずなのに、少し収入が増えたからといって関係性を断ち切ってしまったというA子の感性にガッカリしました。その日はやんわりと話を切り上げ、私はびっくりしたまま帰宅。

A子のしたこと

後日BちゃんとCちゃんと顔を合わす機会がありました。その際2人から「A子について話があるんだけど。」と言われ、話を聞くと「A子に『あんたたち貧乏人だから私にたかろうと思って仲良くしてるんでしょ? 悪いけど奢る気ないから。』って急に言われたんだ」ということ。

生活に余裕が出てきたのはいいことですが、それまでにお世話になった人たちをないがしろにしていい理由にはなりませんよね。財力を得たA子の変わってしまった感性や性格を残念に思い、きっといまのA子と旅行に行っても楽しめないと感じたためそれとなく流して、少し距離を置いています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A