「子どもがかわいい」「子どもを守りたい」と思うのは、親として当然のこと! しかし、その思いが強すぎて子どもを完全に支配しようとすれば、それは「毒親」と言われてしまいます。
今回は、娘への愛情が強すぎるゆえに娘の縁談をすべて壊してしまう毒親のお話です。

素敵な母娘だと思ったら、、、

先生は行く先々で、「娘に良い縁談がありましたら、よろしくお願いします」と縁談を相談していました。
そして誰もが『すぐに立派な男性と結ばれる』と思っていました。しかし、なぜか3年たっても娘さんの縁談は決まりません。

先生の娘さんに何人かの男性を紹介した方の話によると、先生は紹介してもらった男性たちのことを「娘にはふさわしくない!!」と全否定してきたとのこと──。
さらに娘さんも「お母様が言うなら……」と反抗することなく受け入れていると言うのです。

結局先生は、娘さんがかわいくてお嫁にやりたくないのでしょう。そして娘さんもそれを『母の愛情』として受け止めているのです。30代前半を迎えた娘さんは、未だに独身のままです。

これまでも先生は、娘さんのことは全て決めてきたのでしょうね。その結果、娘さんは自分の意思を持てなくなってしまったと考えると......怖ろしいですね。愛情を勘違いしていることに気づく日は、やってくるのでしょうか......!?

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:テル子武
ftnコラムニスト:六条京子