小学校高学年にもなると、親の知らないところでさまざまな出来事が起こります。学校の先生たちでさえ関与しにくいSNS絡みだと、問題が大きくなりがち……。今回は私の友人A子から聞いた、クラスのグループラインで好きな子をバラされてしまった息子の話をご紹介します。

クラスのライングループで

A子の息子は小学校5年生。クラスのほぼ全員がスマホを持っているようで、クラスのグループラインもありました。

小学校5年生といえば反抗期で親の言うことなど聞かない、家での会話はほぼないということを想像し、ビクビクしていたA子でしたが……。実際のところはまだ学校での出来事を話してくれたり、ちょっとした悩みなど打ち明けてくれるときもあり、まだ本格的な反抗期は来ていないようでした。

好きな子をバラされた息子

先日、A子の息子も参加しているクラスのグループラインでトラブルが発生しました。どうやら前日の夜中、息子の親友Bくんが悪ふざけで、息子がクラスで一番気になっている女の子がR美ちゃんだということを皆にバラしてしまったのです。

翌朝ラインを見た息子は、自分のことがグループラインで話題になっていることを知りました。息子は怒り狂い、Bくんと教室で会うやいなや大喧嘩に……。

「そんなに怒らなくてもいいじゃん!」というBくんの言葉に、さらに怒りが増したA子の息子。殴り合いの喧嘩の途中で先生が間に入り、最終的にはBくんが謝罪してくれました。

好きな子と急接近!?

友だちに好きな子をバラされてしまったら、バラした友だちの好きな子も皆に言いふらしてしまいそうですが、A子の息子はBくんの好きな子をバラすようなことはしませんでした。

R美ちゃんは、A子の息子がやさしい人だと思い好感度がアップしたよう。R美ちゃんとA子の息子はこの事件があってから急接近した様子。今のところ付き合ったりはしていないようですが、お互いに好き同士なのではないかと噂になっているようです。

クラスのグループラインでは、子どもがトラブルに巻き込まれることも多いようです。親や先生が関与しづらく、無法地帯になってしまうこともあるようですが、悪口や友だちとの秘密を書かないなど自分の子どもと話し合い、ルールを決めておくことが大切ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K