因果応報という言葉がありますが、人をバカにしていると自分の身にふりかかることもあるようで…。今回は、筆者の知人から聞いた話をご紹介します。

進級してから不登校になった息子

うちの息子は、小さい頃からちょっと神経質なタイプ。心配事があると、そればかり気にしてしまうようなところがありました。中学校に進学してからは学校が大好きというわけではありませんが、勉強もできて部活にも入り、普通に登校していました。しかし、2年生に進級したころから少しずつ登校するのを渋り始め、5月にはいわゆる不登校気味になりました。

本人に理由を聞くと、これといった決定的な理由はないよう。
学校側は無理やり「学校に来なさい!」とは言わず、本人の意思を尊重して無理はさせないという教育方針で、先生やお友達がこまめに連絡をくれたり家に寄ってくれたりすることもありました。

おかげで息子も調子のいい時は別室に登校したり部活だけ参加したりと、不登校ではありますがいい距離感で学校と連携をとることができていました。

陰で悪口を言うAママ

近所のママ友たちは「そんなこともあるよね」と温かく見守ってくれていました。
しかし、息子と同級生の娘がいるAママだけは「不登校なんて甘えだわ! 将来どうするのかしら〜。きっとあの子に原因があるのよ。自分の子どもが不登校なんて、親のしつけが悪いって言ってるみたいで恥ずかしくて耐えられない」と陰で悪口を言っているのを知っていました。

息子は不登校になりたくてなったわけでもないし、子どもをほったらかしにしていたわけでもないのに、なぜそんなことを言われないといけないんだろうと私は落ち込みました。

なんとAママの子どもが……

夏休みが終わり2学期に入ると、息子は通常通り登校するようになりました。何が良かったのか悪かったのかもはっきりとはわからないままでしたが、ほっとしました。

すると、それと入れ替わるようにAママの娘が不登校になりました。他の同級生のママたちの話を聞くと、女子生徒のSNSグループで仲間外れにしたり問題行動をしたりして揉めた後、自分は悪くないと主張して孤立してしまったんだとか。
Aママは「うちの子は悪くない! 真面目に頑張ってたのに! 学校や友達や先生に問題があるはず! なんとかしろ!」と学校に文句を言ったらしく、周囲からドン引きされていました。

不登校の子を持つ親として心配な気持ちは分かりますし、周りにも少なからず原因があったのかもしれません。けれど、一方的に誰かを悪者にしたり、責任を押し付けるような振る舞いは、より事態を悪化させるのではないかと思ってしまいます。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira