友人から聞いた話です。友人の夫は大手企業に勤める会社員です。かなり忙しい方で12月の時期は、あちらこちらの忘年会に参加するそうなのですが……。
忘年会に参加する友人夫
12月の金曜日「今日は忘年会だから帰りは遅くなるよ」友人夫はそう言い、朝、家を出て帰ってきたのは翌日の明け方でした。「もうさ、3次会まで付き合わされたよ」と言い、そそくさと寝てしまいました。
次の週末「また忘年会なんだ」と言い、翌朝帰ってきました。「朝までカラオケだよ！ 元気だよねみんな」と言い、またもやさっさと寝てしまいました。そしてその次の週も同じように、友人夫は忘年会に参加するというのです。
「今週末も忘年会なんだ」と友人夫。4回目の忘年会は、会社の同じ部署の人たちだそうです。夜になり友人が子供と家にいると、夫の会社から電話が。
すべてを悟った友人
「あ、すみません、夫さんが社員証を忘れていっちゃったんですよね」
「え？ あ、忘年会のどこかのお店ですか？」
「は？ うちの部署の忘年会は先週でしたけど……」
何も知らない友人夫は、翌朝帰ってきました。「部長の行きつけのスナックに、朝までいたよ」と、明らかな嘘をついたのでした。眠ってしまった夫の携帯を確認した友人。そこには紛れもない真実が隠されていたのです。
生々しい不倫のやり取りやホテル検索、位置情報からの現場確認、すべてやりつくして証拠をつかんだ友人は、夫が起きた時に勝負に出たのです。
真実を突き付けられる友人夫
「昨日は盛り上がったよ〜。あーあ、二日酔いかな」
「そう。ねぇこれ見て。すごいよこれ。LINEのやり取りなんだけどさ」
「早く〇〇君に会いたいなー♡ またあのホテル行こ♡ だって。」
凍り付く友人夫。もうごまかせないと悟り、土下座して謝ってきました。
友人は、年末年始の帰省で夫の実家に行かないことに決めました。電話で姑にすべてを話し、自分の実家で子供と楽しく年末年始を過ごしたのでした。夫はその頃、夫の実家で姑にしっかりと叱られたことは言うまでもありません。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：鈴木まさ美
