SNSで度々見かけるのが『義母嫌い』『義母ストレス』といった言葉。
でも【姑にいじめられる嫁】という構図ばかりではないようで……。
筆者の知人から聞いた、お嫁さんのびっくりエピソードをご紹介します。
息子が結婚して安堵していた
私の息子は3年ほど前に結婚しました。
私も夫も60代、1人息子ということもあってか『これで独りぼっちにはならない』と安心したのを覚えています。
息子は転勤族で、お相手の女性とも勤務先で知り合ったと聞きました。
でも息子たちは、私たちが住む地域からは数百km離れていて。
当時流行り病で外出自粛が求められていたこともあり、ビデオ通話で少し話した程度。
そのため、お相手の女性がどんな方か、よく分からないままでいました。
ようやく息子や嫁と会えるようになったが……
それから2年後、息子が転勤で私たち夫婦と同じ県に。
嫁も一緒に引っ越したと聞き、それからは毎月1回ほど、家に来てくれるようになりました。
息子とも数年ぶりに頻繁に会えるようになり、とても嬉しかった私たち。
嫁も、実際会ってみるととても可愛らしい人だなあというのが第一印象だったのですが……。
まさかの“鬼嫁”だった!
「ねえ早くしてよ」
「本当使えないわ」
「あれもしといてよ」
息子に対して、とても冷たい態度が気になりだしたのです。
私たちにはまだ気遣いが見られたものの、息子にはまるで上司のように叱っていて。
嫁のいないところで息子に心配している旨を伝えましたが、息子は苦笑いするだけ。
どうやら結婚して嫁が専業主婦になってから、態度を一変。
とにかく厳しい“鬼嫁”になったようでした。
それでも、2人のことなので口出しせずにいたのですが……。
嫁のせいで息子ともギクシャク
だんだん慣れてきたのか、嫁は私たちにも厳しく接するようになったのです。
「お義母さん、あれしといて」
「お義父さん、そこ邪魔」
気を遣わなくていいくらい親しみを持ってくれているのはいいのですが、なんで私たちの家で、嫁が1番偉そうにふんぞり返っているのか!
ムカつきましたが、息子に『どうか許してやってほしい』と涙ながらに訴えられてしまい。
結局今となっては、我が物顔で義実家の家でくつろいでは、義両親に横柄な態度をとる嫁の言いなりです。
あと半年で息子は転勤するそうなので、それまでの辛抱と思っていますが……。
あれほど嬉しかった息子との再会がこうなるとは、思ってもいませんでした。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい