「目に入れても痛くない」ほど、孫のことをかわいがる祖父母は多いですよね。しかし、祖父母が孫をかわいがり過ぎて困ってしまう場合もあるようです。今回は私の友人A子さんから聞いた、孫の自立を妨げる「やってあげて」が口癖の姑に反論した話を紹介します。

子どもに手をかけすぎる姑

「ついていってあげて」「やってあげて」など、子どもの自立を妨げるような発言が多いA子の姑。

息子が小さいころは姑のことを「たっぷり愛情を注いでくれる良いおばあちゃんだな〜」と良いように思っていたA子でしたが、いつまでも過保護な言い方を続ける姑に危機感を募らせていました。

息子の将来が心配に……

なんでも親や祖父母がやってくれる、助けてくれると息子が思ってしまう、と息子の将来が心配にななってきたA子。

先日も義実家へ遊びにいくと「A子さん、〇〇(息子)くんが食べにくそうだから食べさせてあげて」と手羽先をうまく食べられない息子を見て、私に息子を手伝うように言ってきました。

姑に初めて反論してみたA子

さすがに小1の息子に対して、A子は「そこまでする必要はない!」と思いました。手羽先を一人で食べる練習をしない限り、いつまでたっても一人で上手に食べられないのは明らかです。多少手が汚れたとしても、綺麗に食べる練習が必要だと判断しました。

そして、A子はついに姑に反論することを決意。A子は「もう小学校に入ったことですし、なんでも一人でやらせたいので」と初めて姑の言うことを拒否しました。息子自身も「ぼく、一人で食べる」と言っていました。

舅が助け舟を出してくれた!

姑は拒否してきたA子にびっくりした様子。姑が「でもね、A子さん」と何か言い始めたとき、すかさず一緒にいた舅が「確かにもう小学生だから一人でやらせないとな!」と助け舟を出してくれました。

今後も姑の言動には注意する必要があると思ったA子でしたが、息子の将来のためにも、この日姑に言い返して良かったと思いました。

「やってあげて」という姑の発言は、自分でやりたいと思っているかもしれない子どもの気持ちも無視していますよね。A子は自立に向けて手助けをするのが親の役目だと言っており、それが息子のためでもあると思っています。心配してくれているのはありがたいのですが、姑にもA子の考えが伝わるといいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K