過去の人間関係のトラブルは、心の大きなキズとなって残ることもあります。特に意味もなくイジメられた経験は、大人になっても引きずることが多いのではないでしょうか。これは、筆者が実際に友人にかけてもらった魔法の言葉のお話です。

過去の経験

私は、中学時代にイジメられた経験があります。
特に理由もなく、ある日突然仲の良かったグループの子たちから無視され、学校も部活も地獄のような毎日でした。

この経験から、私はすっかり人間不信に。
人と仲良くなることに恐怖を感じ、大人になってからも友人との距離感がわからずに悩み続けていたのです。

ママ友Oとの出会い

しかし、そんな私にも、Oというママ友ができました。
Oの息子と私の息子が保育園で仲良くなったことがきっかけで、いつしか子育ての相談や仕事の愚痴などを言い合える仲になったのです。

私はOに対して全幅の信頼を置いていましたが、それでも周囲の人とコミュニケーションをとるのは相変わらず苦手で、「自分は人に好かれるような人間じゃない」と心のどこかで思い込んでいました。

子どもたちとお泊り

ある日OとOの息子が我が家に遊びに来て、4人で食事をし、そのまま泊まっていくことになりました。
Oと私は久しぶりにゆっくりと話す時間を持てて、お酒も入り、お互いに話題が尽きません。

するとOが突然「R(私)は第一印象とは全然違う人だったなぁ」と言い出しました。
理由を聞くと、どうやら私は他人を拒絶するようなオーラが出ていて、とても話しかけにくかったというのです。

私は中学時代のイジメのことを初めてOに話し、「人からイジメられた経験があるから、怖くてなかなかコミュニケーションがとれない」と正直に話しました。

Oの言葉

するとOは「そんなにさぁ、他人のことって気にしてないと思うよ? 別に世界中の人から嫌われてるわけじゃないじゃん」と、あっけらかんと言ったのです。

「少なくとも、私はRのコト嫌いじゃないんだから、それでいいんじゃない?」

この一言で私はなぜか心がスッと軽くなり、他人が自分のことをどう思おうが関係ないと思えるようになりました。
長年、心に重くのしかかっていたものが、なくなったように感じられたのです。

大切な友達

私は次の日、保育園でOに会ったときにお礼を言いましたが、Oはニヤニヤと笑うだけ。
Oという友達と出会えて本当に良かったと思っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K