人それぞれ事情がありますから、時には約束を破ってしまうこともあるでしょう。
ですがそれを許すことができるかどうかは、あくまで理由によってです。
筆者の知人女性から、夫の酷い裏切りによって約束を破られてしまった話を聞きました。

運動会の日に朝帰り

「遅いわねぇ……。パパったら、どうしちゃったのかしら?」
子どもの運動会前日。私の知人女性は、時計を見てソワソワしていました。
明日は夫と一緒に、運動会に出掛ける約束をしていたのです。

ですが結局、その日に夫は帰宅せず、なんと運動会当日に朝帰りという結果になりました。
泥酔状態で酒臭い夫は「会社の飲み会を抜けられなかった。二日酔いで頭が痛いから、今日は家で寝ている!」とのことです。
内心、泣きたい気持ちを堪えながらも、知人女性は子どもと2人で運動会へ出掛けていくのでした。

募る違和感……

後日、夫の同僚に偶然会ったので「その日は飲み会だったんですか?」と知人女性は思い切って質問を行いました。
しかし同僚曰く「いいえ。飲み会なんてありませんでしたよ!」とのことです。

違和感を募らせた知人女性は、夫の動向について興信所を使って調査を行いました。
その結果、夫の不倫が発覚したのです。
勿論、例の運動会の日も不倫相手としこたま飲んでいたというのですから、呆れてしまうにも程がありますよね!

まさに身から出た錆

興信所で得た不倫の証拠を、夫の目の前に突き出し、知人女性は離婚を申し出ました。
始めの内こそ「ほんの遊びなんだ!」「許してくれ!」と平謝りする夫でしたが、知人女性の固い決意を知り、ようやく離婚に同意したそうです。

こうして知人女性は夫から請求した慰謝料で子どもと再スタートを切りました。
ちなみに夫は、これが原因で会社での評判もガタ落ちし、出世コースを閉ざされてしまったんだとか。
バレないと思っていたのかもしれませんが、愛する家族を悲しませてしまったのですから、まさに自業自得の結末でしょう!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子