結婚生活で避けられないのが、姑との関係。中には嫁を見下し、自分の支配下に置こうとする姑も存在するようです。今回は、筆者の友人Aさんから「嫁姑トラブル」についての話を聞きました。
意地悪すぎる姑のいいなり
正月に義実家へ夫と帰省することになったAさんは、とても憂鬱な気分でした。
なぜなら、姑はAさんに対して意地悪な人。Aさんは姑から「嫁のくせに生意気」「嫁は本当の家族じゃない」など散々な言われ方をしていました。
ちなみにモラハラ気質の夫は「嫁いだ身なんだから仕方ないじゃん」と完全に姑の味方です。
さらに今回は「嫁なんだから、みんなで食べるお寿司をいつものお店で注文しておいて。親戚の分もね」と出前の予約まで頼まれてしまいます。
Aさんは姑に言われた通り、自腹で人数分のお寿司を予約したのですが……。
嫁は食べる権利なし
年が明け、夫に「俺は疲れてるから、お前が義実家まで運転しろ」と言われ、しぶしぶ運転をしたAさん。
Aさんたちは、予定通りお寿司が届く1時間前に到着しました。しかし、義両親と親戚たちはすでにお酒を飲みながら、Aさんが予約したお寿司をバクバク食べていたのです。
これにAさんが驚いていると、「あなたが遅いから、早く届けてほしいってお寿司屋さんにお願いしたの」と姑が文句を言ってきました。
さらに夫には「お前も早く食べなさい」と勧めるのに、Aさんには「嫁は仕事! はやくコレ運んで! 皿を洗って!」とビシバシ命令してきます。
「お前の分はみんなで食べた。後で残り物でも食べればいいわ」と姑に暴言を吐かれるAさんの横で、夫は親戚たちとどんちゃん騒ぎ。全くかばってくれません。
Aさんが浮かない顔をしていると「生意気な嫁だね! こんな嫁をもらった息子がかわいそう」などと罵ってくる姑に、Aさんの怒りと悲しみは限界を迎えてしまいました。
泣いて両親のもとへ
絶対に姑を許せないと思ったAさんは、1人で泣きながら義実家を飛び出しました。
乗ってきた車を運転して実家に戻ったAさんは、今まで姑から受けてきた嫌がらせの数々を両親に話しました。すると「もう我慢しなくていいよ。帰っておいで」とAさんを優しさで包み込んでくれたのです。
すぐに義実家に向かったAさんの両親は、姑に「こんなところに娘を嫁がせたのは間違いだった。娘は返してもらう」と宣言。姑は「あんな嫁いらないわよ。清々するわ」と言うも、夫は慌てふためいていました。
元々、夫にも不満があったAさんはすぐに離婚を決意。反対する夫と揉めたものの、なんとか離婚が成立したそうです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:はぴまる