スーパーの見切り品は、節約の強い味方。少しでも材料費を抑えて、財布もお腹も大満足なご飯を作りたい! と努力されている方も多いのではないでしょうか。
けれど、妻の努力を理解してくれず、見切り品に嫌悪感を抱いている夫もいるようで……。今回は、筆者の知人から聞いた、見切り品にまつわる夫婦トラブルをご紹介します。

食費を抑えるために見切り品を購入する日々

本音を言うと、スーパーに行ったら通常価格で、欲しいものをなんでも買い物カゴに入れたいです。
家計など一切気にせずに買い物をしたい! けれど、我が家の家計は火の車のため、節約することも大切だと思っています。
新聞の折り込みチラシをくまなくチェックしてどこのスーパーが一番安いか吟味。
車を使わずになるべく自転車や徒歩で買い物に行く毎日。
そんな私にとって、スーパーやデパ地下で値下げされた見切り品は、家計の心強い味方。
ですが、その見切り品を食卓に出したら旦那の機嫌がやたら悪いのです。

値下げされた肉なんて傷んでいる! と喚き散らす旦那

ある日のことでした。旦那の仕事が休みでその日はちょうど旦那が家にいる日でした。
私がスーパ―で買い物後、台所で旦那に値下げシールの貼られた、見切り品の豚肉のパックを見られてしまったのです。
その後、旦那はかなりご機嫌斜めに。
豚の生姜焼きにしようと思っていた薄切りのロース肉。
料理前に、「値下げの肉なんて鮮度が悪くてダメだ! 食えるか!」とひどい怒り様で
手がつけられませんでした……。

仕方がないので、その日は夫だけ別のお肉を出しておきました

結局、その日の旦那の夜のメイン料理は見切り品ではない通常価格のお肉を焼いて出しました。
旦那にお金を貯めるために見切り品を買っている事情を話したのですが、
どうにも理解してもらえませんでした。時間をかけて説明しても、
「鮮度のいい通常価格のやつを買ってよ」とのことでした。

そんな旦那に対して嫁がとった秘策は……??

旦那は話が通じないので私が折れて、しばらくは通常価格のお肉を購入することにしました。
旦那も三度の食事はご満悦の様子。
とはいえ、近年の物価高騰により、我が家の家計は火の車。
仕方がないので、旦那のお小遣いを大幅に減額することにしました。
するとどうでしょう。旦那が、「本当にごめん、俺が悪かった。
頼むからお小遣いを元の3万円に戻してほしい!!」と懇願してきました。
この一件で、節約の大変さを理解してくれたようです。旦那とは一悶着ありましたが、ようやく丸く収まりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:雲川 はるさめ