孫かわいさに義両親が暴走してしまう、なんて話をきくことがあります。気持ちはわかりますが、あまりにしつこいと──? 今回は知人から聞いた、孫に食べられないものを与えようとする義父とのバトルの話をご紹介します。

どうしても食べ物を与えたい義父

息子が、少しずつ離乳食を始めたころのことです。
義実家に行くと義父は「じゃあ、これもあげてみよう」とくだものやジュースなど、何かと食べさせようとしてきました。

孫かわいさにあげたくなる気持ちはよくわかります。でも離乳食は段階を踏んで与えていかないといけないので、与えられないものは、絶対に与えられません。

まだ与えられないと丁寧に説明するも、「これくらい大丈夫だ」と聞く耳を持たないのです。

義父は亭主関白な気質がありました。
そのため、義母も夫も止めてくれているのですが、義父はかたくなに話を聞きませんでした。

何度も何度も伝えてるのに

もうこのやりとりを何回したでしょうか。
「まだあげてはいけない」と何度も何度も言っているのに、毎回何かを与えようとする義父。

止める私に義父は必ず「大丈夫だ。」と言うのですが、この無責任な「大丈夫」に毎回イラっとしてしまいます。

そして今回も、また同じやりとりを繰り返した私たちなのでした。

義父の身勝手すぎる発言

どうしても与えたい義父は、今回もまたグチグチ文句を言ってきます。そして
義父「神経質な嫁だ。このくらいいいじゃないか」

この発言に私のイラつきは頂点に達しました。

義父の言い分はただの身勝手な感情でしかありません。息子の健康を守っている私が、なぜこんなことを言われないといけないのでしょうか。

母は強いんです

私は冷静に
「お義父さんが無神経すぎるだけですよ。何度ダメだと言ったらわかるんですか?」と言い放ちました。

強く言い返したのは初めてだったので、義父は驚いていました。
一瞬、空気がピリッとしましたが、義父はそれ以上、何も言ってきませんでした。

そしてその件以降、息子に何か与えようとすることがなくなりました。
今まで強く言い返せなかったけど、子どものことだと言えるようになるんだな、と感じました。

まとめ

今まで逆らったことのない人に反論するのは、とても勇気がいりますよね。
孫を可愛がってくれるのはありがたいですが、今回のことがきっかけとなり、風通しの良い関係を徐々に築いていけるといいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい