タワーマンションでは、高層階に住むことがステータスであると思い、低層階に住む人にマウンティングをする人もいるといいます。今回は子どもがタワーマンションの階数でマウンティングをされた経験のある筆者の知人、Oさんに聞いたお話です。

タワーマンションの低層階暮らし

Oさんは旦那さんと小学校高学年の息子との3人で、都心部に建つタワーマンションの3階に住んでいます。

「立地がいいのに安いし、災害時に外に出やすいから」という理由で旦那さんが低層階に決めたのですが、同じマンションの高層階に住むママ友からマウンティングされるのがOさんの悩みでした。

「せっかくのタワーマンションなのに、なんで低層階になさったの?」
「まさか、ご主人が高所恐怖症なの?」
高層階のママ友から、クスクスと笑いながら言われることもよくあります。その度にOさんは適当に笑ってごまかしていました。

自分が言われるだけならまだ我慢できましたが、Oさんの本当の悩みは、小学生の息子までマウンティングの的にされていることでした。

塾でマウンティングされて……

「タワーマンションなのに3階に住むなんて、お前んちの親バカなの?」
Oさんの息子は、同じタワーマンションの30階に住んでいる家の息子と偶然同じ塾に通っていました。

30階の息子とはクラスが違うものの、同じ私立中学を目指しているので塾では同じクラスで、顔を合わせる度にこのようにマウンティングをされています。
「低層階にしか住めない貧乏人なんだから、私立受験なんかやめとけよ。ほんとバカだよな」

Oさんの息子はそんな暴言を吐かれても黙ってスルーして、ひたすらに勉強を頑張っていました。

そしてある日、模試で見事に良い点をとったのです。なんとOさんの息子の点数は塾内の1位で、30階の息子は下から3番目。

塾の廊下に貼り出された順位を見てOさんの息子は、真っ赤な顔で悔しがる30階の息子に「バカはどっちだと思う?」と聞いたそうです。

息子には、人を見下すような物言いは良くないと叱りましたが、勉強で正々堂々と成敗してくれたことは、正直スカッとしました。住んでいる階数で人をバカにするなんて、あってはならない行為ですよね。マウントを取りたかっただけでしょうが、親の影響を受けた子どもがかわいそうですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子