子どもが歳を重ねるにつれ、保護者が悩むことの1つに“お小遣い問題”があるのではないでしょうか? いくらにするのか、どのタイミングで渡すのか、悩むことも多いと思います。
今回は、浪費グセが治らない息子に困っていたという、筆者の友人から聞いたお話です。

ド田舎の小学校から街の中心街にある中学校へ

これは、息子が中学生になったころのお話です。

周りが畑ばかりというド田舎にあった小学校に通っていた息子。

反対に、中学校はショッピングモールや遊べる場が多い、街の中心部にありました。

すると必然的に、中学生になってから、友達と外食や1日遊ぶことも増えるように。

はじめは息子の楽しそうな姿をほほえましく見ていたのですが……。

中学生になり浪費グセがつくように

お小遣いを毎月すぐ使い切っては、ねだるように。

息子はいつの間にか、“浪費グセ”がついてしまったのです。

息子「お金なくなっちゃった〜」
私「まだ半月もあるのに!?」

それまでお小遣いは、毎月定額を1日に渡していました。

しかし、息子は半月ほど残してすべて使いきってしまうのです。

そのたびに計画的に使うよう叱るも、結局直らず。

夫とともに、頭を抱える日々が続いていました。

お小遣いの制度を変えることに!

そんな日々が続くこと4か月、さすがに息子の浪費グセが心配になってきました。

そこで、お小遣いを毎月定額ではなく、報酬制にすることに!

家事の手伝いや、テストの成績によって金額を決めることにしたのです。

はじめは息子も文句ばかり。
お小遣いが少なくなるのを懸念しているようでした。

それでも、いつも息子に甘い夫がピシッと言ってくれて。

「働かざるもの食うべからず!」
「やるべきことをきちんとやっていれば、お小遣いは自然とあがるから」

どうなることやらとヤキモキしていましたが……。

報酬制が息子に効いた!

それからというものの、息子の態度は一変。

これまで全くしなかった家事を手伝ったり、勉強にも積極的になりました。

その甲斐あってか成績は伸び、そのおかげでやる気もアップする、という好循環に!

今ではお小遣いも計画的に使うようになっています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい