筆者の知人Aさんはいつもモラハラ夫にけなされていたそうです。普段は気に留めないようにしていたAさんですが、そろそろ夫の発言がめんどくさくなってきました。そこでAさんはモラハラ夫に言い返すことに。しかしAさんは夫の発言に真っ向から言い返すのではなく、意外な方法を取りました。Aさんのモラハラ夫改善術をみていきましょう。

うちの夫モラハラです

Aさんは結婚3年目、あまり気にしない性格で、細かい性格の年上夫と2人で暮らしていました。夫は口うるさく、俗に言う「モラハラ」に当たることは気づいていましたが、Aさんは気にしないようにして生活していたのです。

「ほんとにできない嫁だな〜。窓汚れてるよ」

今日もモラハラ夫は絶好調。いつものようにAさんをけなすような発言をしてきます。いつもなら受け流せるAさんですが、この日は夫の発言を「めんどくさい」と思いました。そして、これから先も夫のこんな発言が続くことを想像するとゾッとしてしまったのです。

反撃開始! 言い返させてもらいます

Aさんは夫のモラハラ発言をやめさせようと考えました。そこで夫の発言に対し言い返すことにしたのです。ただし、プライドの高い夫なので普通に言い返しても喧嘩になるだけでしょう。

Aさんが考えたのは、反省するフリをして実は夫をけなすことでした。

「こんなできない嫁としか結婚できなかった夫くんがかわいそうだから、私がんばるね!」

できない嫁と夫が言う度に、Aさんはこんな風に言い返したのです。夫は微妙な顔をしていましたが、Aさんはしつこく何度も何度も「できない嫁と結婚したかわいそうな夫」と言い続けました。

作戦成功! 夫のモラハラ発言減少

Aさんがしおらしいフリをしながら夫に言い返し続けた結果、夫はだんだんとAさんへのモラハラ発言を減らしていきました。

Aさんをけなせば自分に返ってくることに耐えられなかったのでしょう。相変わらず細かい性格の夫ですが、何か気づいたことがあると「ここ拭いといて」とお願いしてくるようになりました。

夫からの不快な発言がなくなり、Aさんは一安心。

まとめ

Aさんのモラハラ夫操縦術は見事でしたね。嫌なことを言われると、つい強い言葉で言い返したくなるものですが、夫の性格を理解し冷静に行動できたことが素晴らしいです。

以前のAさんのように、モラハラ発言をスルーして我慢するのも1つの手段ですが、長年連れ添うつもりの夫との関係は早めに修正したいもの。

Aさん夫婦の関係がこれからより良いものになっていくことを願っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶