人生100年時代、老後破産は他人事ではありません。
今回は老後破産のエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

亡き祖父の遺産を引き継いだ叔母は

私の叔母の話になりますが、叔母は亡き祖父の遺産を引き継いで遺産の家屋に住んでいました。叔母はお見合いで結婚し婿養子を取りました。その婿養子との間に1男を授かりました。弟妹も欲しかったそうですが、次の子供はできなかったようです。

叔母夫婦は一人っ子の息子を溺愛し、息子も期待に応えるべく県内最難関の高校を卒業し国立大学に入学しました。就職は県内の最大手の上場企業の研究所勤務になりました。息子はその会社の受付嬢と結婚し一男一女をもうけました。

高齢の親を心配に思った息子は、家族で帰省し叔母夫婦宅に同居することになりました。同居してからしばらくして叔母の夫は急逝しました。

叔母は夫を失い非常に悲しみ、息子に傾倒していきました。叔母は息子のためを考え、祖父から遺産相続した自宅を二世帯住宅に建て替え、相続が面倒にならないように息子名義にしました。

二世帯住宅を息子名義にしてしまい

不幸はそこから起きました。息子名義にしたあと最愛の息子が通勤途中に交通事故で亡くなりました。叔母は泣き暮らしましたが、それに追い打ちのような出来事が起きました。

息子妻が実家の両親と暮らしたいと言い出し、息子から遺産相続した交通事故の慰謝料、祖父から相続した家土地をすべて売り払って遠方の実家に引っ越すことになりました。息子妻は叔母に対し「もう他人ですからお互い気を使わないように暮らしましょう」と冷たく去っていきました。

資産家であった叔母は最愛の息子と先祖から引き継いだ家屋、土地をすべて失い、生活保護を受けながら生活をしています。息子妻は両親の元に帰った後、地元で同級生と再婚し、亡き夫から相続したお金で自宅を建て幸せに暮らしているようです。

(40代・女性)
今回は、意外に身近な老後破産のエピソードについてまとめました。
資産運用をして老後に備えることが大事です。
文・fuelle編集部