あなたは詐欺に巻き込まれそうになったことはありますか?さまざまな手法で騙し取ろうとしてくる詐欺は、なかなか後を絶ちません。
今回はそんな詐欺のエピソードについてfuelle編集部が取材しました。
お店のお客様が持ち込んだ「娘を騙る電話」騒動
私は個人経営の店を営んでおり、お客様から色々な相談を受けたりすることが多いです。
7、8年前のことになります。
30代の娘さんを持つお客様が駆け込んで来られ、「大変!今、電話があって『お母さん助けて!』って言うの。いま娘は海外旅行中だから、娘のはずはない、これは詐欺だわ!って思って電話切っちゃったんだけど…」とおっしゃいました。
私は少し考えて、「詐欺だと思うけど、もし本当だったら誰か犯罪に巻き込まれてるかもしれない。最近は海外からでも直接携帯電話がつながっちゃうから、お嬢さんも心配だし、念のため確認した方がいいんじゃない?」とお答えし、とにかく娘さんにも連絡を取って確認してみようということになりました。
娘さんの宿泊先のホテルに電話し、事情を伝えて安否を確認しようとしたのですが、あいにく外出中とのこと。
とにかくホテルに戻ってきたら家に電話をいれるように、と伝言をお願いしました。
そして犯罪の可能性もあるので、一応警察にも連絡。
海外旅行中の娘さんとはなかなか連絡が繋がらず
その後なかなか娘さんからの連絡はなく、お客さんもどんどん不安になっていく様子です。
「しまった、余計なことをしてしまったかも…」と焦りまくること2時間余り。
ようやく娘さんから「どうしたん?」とのんびりした電話が入り安全を確認、ホッとしました。
次の日のニュースでも特にそれらしい犯罪報道はなく、犯罪に巻き込まれた女性も居なさそうでしたので、「まぁ詐欺だったんだろうねぇ」ということになりました。
電話をすぐに切ったお客様の判断は正しかったのでしょうけど、怖いですね。
(40代・女性)
今回は、詐欺に巻き込まれそうになったエピソードについて紹介しました。
詐欺に巻き込まれないよう、最低限のお金の知識はつけておきたいですね。
文・fuelle編集部