初場所13日初日 稀勢の里、早期出場表明で懸賞金アップ 個人別で最多200本「まだまだ期待されている」

 大相撲初場所(13日初日=両国国技館)に進退をかける横綱稀勢の里(32)だが、懸賞金の数に期待の大きさが表れている。

 初日の相手は対戦成績6勝1敗の小結御嶽海、2日目は8勝6敗で3連敗中と苦手にしている前頭筆頭の逸ノ城に決定。初日の結びとなる御嶽海との一番には54本の懸賞がかけられ、毎日観客の投票でどの取組にかけるかが決まる「森永賞」を合わせて55本(1本3万円で計165万円)になる可能性が高い。

 初場所の懸賞金総数は11日時点で2127本。『結びの一番指定』が最も多く約300本。個人別では稀勢の里が最多の約200本で、2ケタの10勝(5敗)を挙げた昨年秋場所の172本、1勝5敗9休に終わった昨年初場所の192本を上回った。

 担当者は「直前まで出るのか出ないのかわからないよりも、早い段階(昨年12月25日の番付発表会見)で出場の意向を示したことで、申し込みやすかったんだと思います」と分析。「稀勢の里に集中したという感じはありませんが、まだまだ期待されていますね」と根強い人気を認めた。

 個人別では大関高安の120本、横綱白鵬の96本と続き、4位が御嶽海の85本。昨年名古屋場所での初優勝以降、安定した人気を誇っている。

 懸賞は、4分の仕切り時間内に土俵上を懸賞旗が回り場内アナウンスを行わなければならないため、50本が上限とされていたが、近年は60本に達することもまれにある。

 初日では昨年夏場所の鶴竜対遠藤も55本だったが、稀勢の里対御嶽海は、人気力士同士の対戦が結びの一番に置かれたため、50本を超えた。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「初日は誰と当たっても緊張する。自信を持っていってもらいたい」と期待。いきなり大一番となった。(塚沢健太郎)


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