人生において何を大事にしたいか

優先順位を把握するための「『マイQOL』を評価するワークシート」を用意しました。死ぬまで大事にしたい順にA〜Dを1〜4位と順位づけしてみましょう。

考える上で注意していただきたいのが、「健康な状態で一番失いたくない機能」と「健康が損なわれても最期まで一番残したい機能」とは違うかもしれない、ということです。

たとえば、健康なときは読書や音楽鑑賞、映画鑑賞、旅行をあきらめたくないと考えていても、病気のときには自分で食べられるのが一番と考えるかもしれません。

あるいは、健康なときもそうでないときも大事にしたい機能は変わらない、という人もいるかもしれません。


『死に方のダンドリ 将来、すんなり逝くための8つの準備』(著:冨島佑允・奥真也・坂本綾子・岡信太郎・太田垣章子・霜田里絵・中村明澄・大津秀一/ポプラ社)

「健康でないときに最期まで残したい機能」についても考えて、ワークシートに書き込んでみましょう。

これで自分が人生において何を大事にしたいか、何をあきらめてもいいと思っているかがわかります。

優先順位が低い機能については、お金をかけなくても機能を維持していけるように日々メンテナンスに努めなければ、という意識が芽生えるでしょう。

ぜひ時間をつくってワークに取り組んでみていただければと思います。