内閣府が公表している「男女の健康意識に関する調査報告書」によると、40歳以上で何らかの更年期障害を抱える人の割合は、女性が約36%、男性が約20%だそう。40〜50代は体調に変化があらわれる時期ですが、53歳でひとり暮らしをしているイラストレーターの柿崎こうこさんは「手をかければ、肌も体もまだまだ反応してくれる」と、健康のために努力を続けています。そこで今回は、心身健やかに過ごしていくためのさまざまな工夫が綴られたイラストエッセイ『50歳からの私にちょうどいい美容と健康』から、一部ご紹介します。

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早いに越したことはない骨密度検査

ここ数年ずっと気になっていた骨密度検査を、ようやく受けました。

以前、10歳ほど年上の知人女性が「50歳を超えたら、早めに骨密度を把握しておくといい」とおっしゃっていたことが、ずっと頭の隅に残っていたのです。

その方自身は、気づいたときには骨粗しょう症が進んでいて、薬に頼る以外、選択肢がなかったことをとても悔やまれていました。

骨密度(カルシウム量)が20代でほぼ決まることも、診断基準も、検査を受けて初めて知ることばかりでした。