高知「やなせたかし記念館」約30年前のオープン当時を振り返って。元秘書「アンパンマン目当てで来てくれた人のために先生が決断したことは…」

婦人公論.jp6/20(金)6:30

高知「やなせたかし記念館」約30年前のオープン当時を振り返って。元秘書「アンパンマン目当てで来てくれた人のために先生が決断したことは…」

(写真提供:Photo AC)

現在放送中の、25年春のNHK連続テレビ小説『あんぱん』。モデルとなったのは、長年子どもたちに愛されるキャラクター「アンパンマン」の作者・やなせたかしさんと、妻の暢さん夫妻です。今回は、そんなやなせ夫妻に秘書として20年寄り添い、現在は株式会社やなせスタジオ代表取締役を務める越尾正子さんの著書『やなせたかし先生のしっぽ: やなせ夫妻のとっておき話』から、一部を抜粋してお届けします。

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アンパンマンミュージアム

やなせ先生は新しくできるミュージアムに「アンパンマンミュージアム」と命名しようと考えた。「キャラクターの名前をつけたミュージアムは他にないだろう」ということからだった。ただ、高知の香北町では、「どうしても、やなせたかしの名前を入れたい」ということで先生もそれを認めて「香北町立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」になった。

1996年(平成8)7月21日にオープンした。この日は、晴天の中に時折雲がわいてきて、物部川を渡ってくる風に暑さが凌げるお天気だった。とはいっても、暑いには暑い日だった。

なぜ天気のことをこんなに覚えているかというと、やなせ先生は天気と高知の暑さのことをとても気にかけていたからだ。何度も、

「少し曇り空で、時折、風が吹いてくれるといいのだが」

と口にしていた。まさにそのとおりのお天気になった。

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