喉のジストニアの一種である痙攣(けいれん)性発声障害を患っていると、伍代夏子さんが自身のホームページで明かしたのは3月2日のこと。芸能界では、同様の病に苦しみながらも公にしない人が多いと言われている。歌手にとって、声はまさに命。それでも病名の公表に踏み切った理由、そして不調に気づいてからの日々を、本日発売の『婦人公論』4月27日号で語っている。

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その人にとって命の次に大事なところに出る

2年ほど前から喉に違和感を持っていたという伍代さんは、あちこちの病院に相談した結果、ようやく「ジストニア」という病名に辿りつく。

「ジストニアとは、意思と無関係に筋肉が収縮してしまう病気で、指令を出す脳の過活動によって起こる、と言われています。症状が全身に出るタイプと、字を書こうとすると手が震えて書けなくなる『書痙(しょけい)』などの局所的なタイプとがあり、私は後者。症状の出る部位はさまざまです。ただ、ギタリストなら指先、ピッチャーならボールを握るほうの手、という具合に、その人にとって命の次に大事なところに出る傾向があるんじゃないでしょうか。

私の場合、発声しようと集中すると、声帯の筋肉が過度に緊張して喉がしまってしまうらしいのです。確かに、『用意、ハイ』とカメラが回り始めるとろれつが回らなくなる経験をしていました」(『婦人公論』4月27日号より)