緩急が激しいノンストップエンタメに釘付け

2022年4月10日からスタートした日曜劇場『マイファミリー』(TBS系 毎週日曜 午後9:00)は、誘拐事件により、家族の絆が試されるヒューマンドラマだ。

第1話から、主人公であるゲーム会社「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」の社長・鳴沢温人(二宮和也)とSNSのフォロワー数1万人超えという料理研究家の妻・未知留(多部未華子)の娘が誘拐される。

全話を通して、主人公家族の誘拐事件を解決するストーリーかと思いきや、すでに第3話で娘を取り戻した。「……早っ!!」と、その先の話数が十二分に残っているのに、どうなるんだ?と余計なお世話ながらちょっと心配した。

その心配は杞憂に終わった。続いて温人の親友・三輪碧(賀来賢人)の娘、さらには温人の会社の社外取締役・阿久津晃(松本幸四郎)の娘までもが誘拐されるという、怒涛の連続誘拐事件が繰り広げられてしまうのだ。

こうして畳みかけるように発生するスリリングな展開に釘付けになった。温人の娘同様、三輪の娘も誘拐された後に無事救出された。束の間だが、家族のぬくもりを感じさせるシーンに安堵する。

かと思いきや、終わらない誘拐犯との闘い。温人の電話の着信音にこちらまで心臓が縮こまり、犯人の機械化された音声に耳を傾けてしまうのだ。脚本は、同じ日曜劇場枠の『グランメゾン東京』(2019年)、『危険なビーナス』(2020年)、『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021年)と、多彩な作品を世に送り出す黒岩勉によるオリジナル。


三輪(賀来賢人)と別れた妻・沙月(蓮佛美沙子)の娘が誘拐され、温人と東堂(濱田岳)が協力して犯人と対峙する