青木さやかさんの好評連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」。青木さんが正直に綴るエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、ギャンブル依存の頃を赤裸々に告白した「パチンコがやめられない。借金がかさんだ日々」などが話題になりました。今回は「娘にメイクを習うわたし」です。

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前回「会話が沈んでくると、ついつい自虐をして周りを心配させてしまう。座持ちのいいママはスーパースターに見える」はこちら

会話の中にメイクの話が入ってくる

生活の中で優先順位が低いものの一つが「メイク」である。
メイクにかける時間は、だいたい5分から10分である。口紅だって、なかなか減らないものだから、新しいモノを買うということも、ほぼない。

というわけで、自身でメイクをする時は、毎日変わらないメイクを、多分15年ほどしてきたわけだ。しかし!最近、わたしが最も近い人(中学一年生の娘)がヘアメイクに大変興味をもち、生活の中に取り入れ始めた。そうなると、会話の中にメイクの話は入ってくるし、どのドレッサーが良いかを何時間もAmazonで探したりもする。

「ママ、ドレッサー、どれがいいかな?」
「ドレッサーだけに、ドレがいいかな、ふむふむ」


娘さんのドレッサーと、たたずむおっぽちゃん

「……やめたほうがいいよ。私にならいいけど。みんなに言うの」
「言いたくなるんだよね、とりあえず思いついたことを言いたくなる気持ちがわかったよね、ダジャレ。誰も傷つけないし、ダジャレにおさまるのかもしれないよねーだよねー」