小6少女が髪提供、医療用ウイッグに 「患者さん笑顔に」

小6少女が髪提供、医療用ウイッグに 「患者さん笑顔に」

 小児がんなどで髪の毛を失った子どもたちの医療用ウイッグ(かつら)に役立ててもらおうと、福井県内の小学6年の少女が3月22日、美容室マリージョゼグループの「ディルガ開発店」(福井市開発2丁目)で、1年かけて伸ばしてきた髪を35センチカットした。少女は「自分の髪の毛で、患者さんが笑顔になってくれれば」と話している。

 少女は、同社が客の同意を得て、カットした髪をウイッグ用に寄贈していることを福井新聞の記事で知り、髪を伸ばしてきた。

 ウイッグに使える髪の長さは原則31センチ以上。少女は1年かけて、腰の辺りまで髪を伸ばした。「ドライヤーで乾かすのに30分かかり大変だった」と振り返る。

 「かなりドキドキしながら」カットしてもらったが「新しい髪形も気に入りました」と笑顔。父の入院を機に看護師を目指すようになったという。「患者さんには、私の髪でおしゃれを楽しんでほしい」と話していた。

 マリージョゼは、2014年から、大阪市のNPO法人を通して、髪の毛で作ったウイッグを18歳以下の子どもたちに贈っている。同社教育部長の加堂雅則さん(50)は「近年は髪の毛を提供してくれるお客さまが増えている。温かい気持ちを患者さんに届けたい」と話している。


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