5月13日に新型コロナウイルス感染が発表された福井大学医学部附属病院(福井県永平寺町)の退院患者の60代男性は、入院中の8日に発熱した後、退院を挟んで抗原検査とPCR検査を計4回受けていたものの、いずれも陰性だった。

 同病院によると、男性は8日の抗原検査と9日のPCR検査は陰性で、10日に熱が下がったため、本人の希望で退院した。同日夜に再び発熱し同病院を受診、抗原検査とPCR検査を受けたが、この時点でも陰性だった。12日も症状が続いたため再度受診し、今度は両検査とも陽性だった。

 男性が入院していた病棟では、これまでに9人の感染が確認されている。この病棟は4月23日から5月6日まで新たな患者の受け入れを停止し、感染対策を徹底していた。男性の入院中に接触した可能性のある医療従事者と患者計21人は全員陰性だった。