5月21日午後1時10分ごろ、福井県越前町大樟の越前中学校で、東側の山中にクマの成獣がいるのを生徒たちが校舎から見つけた。同校は午後の屋外の活動を取りやめ、下校時にはスクールバスで生徒を帰宅させるなどの対応を取った。

 同校によると、複数の生徒と教師が昼休み中に、校舎3階から約100メートル先にいるクマを目撃したという。学校は集落近くの山裾にあり、同校は全生徒にクマよけの鈴を身に着けるよう注意を促した。

 通報を受けた町が防災無線やメールで住民に注意を呼びかけ、職員らが目撃地周辺をパトロールした。クマの行方は分かっていない。