避難指示が続いている福島県飯舘村長泥地区の一部について、2025年春に解除を目指す方針が示された。
飯舘村は5月12日、長泥地区で住民説明会を開き、地区に建設中の堆肥製造施設を運用するための土地約2.6ヘクタールとその周辺の農地について来年春の避難指示を目指す方針を示した。
長泥地区は原発事故以降、帰還困難区域に指定されていたが2023年5月に復興拠点など一部で避難指示が解除されていた。
この日の説明会に参加した住民からは「(解除に向けた動きが)遅かったのではないか」「農業もできないのに人を帰すということが間違っていると思う」などの意見が聞かれた。
今回解除を目指すエリアは居住エリアではないが、堆肥製造施設では住民の雇用も検討されている。