大谷の新球カットボールは6月被打率.000「1球で終わればこちらも楽」

■エンゼルス ー タイガース(日本時間18日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日・試合開始10時38分)、今季3勝目をかけて本拠地・タイガース戦で先発マウンドに上がる。チームは6連勝後に3連敗。連敗ストッパーとして期待がかかる。

 4日(同5日)の本拠地・マリナーズ戦でメジャー初の無四球投球。シーズン序盤の課題だった制球は6月の計11イニングで2四球(1死球)と安定してきた。勝負球のスプリットは被打率.063(154球、64打数4安打)、45奪三振と相変わらず威力を発揮しているが、6月から安定してきたのが新球・カットボールだ。

 4月は被打率.400(25球、5打数2安打)、5月は同.333(36球、9打数3安打)と結果は出なかった。だが、ここまで6月は被打率.000(17球、5打数0安打)を記録。6月からは左打者へ多投(右打者6球、左打者11球)され、昨季までのフォーシーム、スプリット、スライダー、カーブに加わる新たな武器となっている。

 投打同時出場した11日(同12日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦では5回8奪三振5安打2失点。前回登板から中5日での登板となる。カットボールについて、これまでに「真っすぐを多めに投げた次の試合は、どうしても相手は真っすぐを狙ってきたりする。そこで1球で終わればこちらも楽」と語っている。次々と打者を切り捨てるパワーピッチングも魅力だが、二刀流シーズン完走へ向けた“省エネ投球”にも期待したいところだ。

 チーム再建中のタイガースは2016年ドラフト1巡目(全体9位)の若手有望株マット・マニング投手がメジャーデビュー戦となる。大リーグ公式サイトの有望株ランキングでは球団3位(メジャー18位)で、最速100マイル(約161キロ)に達する速球を武器としている。チームは3連勝中と勢いに乗っている。

 投打同時出場するかは未定だが、17日(同18日)からは観客数の制限がなくなる。「また満員で出来るのをすごく楽しみにしています」。アドレナリン全開の大谷がどのような投球を見せるのか注目だ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)