米国のリチャードソンは31日にブルージェイズからツインズへトレードに

 東京五輪の野球競技は2日、横浜スタジアムで準々決勝が行われる。2連勝でグループAを1位通過した野球日本代表「侍ジャパン」は、同じく2連勝でグループBを1位で突破した米国代表と対戦する。

 準決勝進出をかけて侍ジャパンと戦う米国代表は元メジャーリーガーと将来が期待されるマイナーリーグの若手有望株らで構成されている。そんなメンバーの中に、五輪期間中にトレード要員となり、所属チームが変わった珍しい選手がいる。

 それが、シメオン・ウッズ・リチャードソン投手だ。もともとブルージェイズに在籍していた右腕だが、7月30日(日本時間31日)のトレード期限間近に、ホセ・ベリオス投手のトレードによってツインズへの移籍が決定。五輪期間中にトレードで所属球団が変わると言う異例の事態となった。

 米紙「USAトゥデイ」もこのリチャードソンのトレードについてレポート。「五輪に参加するだけでも、初参加の20歳にとっては記念になるものだが、シメオン・ウッズ・リチャードソンはその舞台をトレードされたことを知った場所として思い返すことになるだろう」と伝えた。トレードを知らされたのは7月31日の未明。記事の中でリチャードソンは「午前2時に電話がかかってきたんだ」と明かしている。

 2018年のドラフト2巡目でメッツに指名されたリチャードソン。2019年にマーカス・ストローマン投手のトレードに付随する形でブルージェイズへと移籍しており、これがキャリア4年目で2度目のトレードに。トレード経験者だけに「これがビジネスだって理解しているよ。メッツからブルージェイズにトレードされたときは少し感情的にもなったけど、ビジネスだって気付いたんだ」と記事の中で語っている。

 ただ、東京五輪中にトレードで放出されるとは想像していなかったようで「起こりうることだとは考えてなかった」とも。ただ、2年目でトレードになっていた経験から「電話を受けた時は『このゲームではなんだって起こりうる』って感じだった。それを知っていたから、それだけ成熟していたから、受け入れやすかったよ」と語っている。(Full-Count編集部)