10試合連続安打に「以前よりいい準備ができている」

■ソフトバンク 5ー2 西武(28日・PayPayドーム)

 ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が28日、本拠地での西武戦で先制2ランとタイムリーを放つ3打点の大暴れ。9連敗中だった西武の高橋光成投手にようやく黒星をつける活躍をみせた。

 試合前、工藤公康監督は「今日は千賀君なので先に点が欲しい」と先制点を熱望していた。その期待に応えたのがデスパイネだ。2回無死一塁に置いてバックスクリーン右への特大2ラン。高橋からの価値ある一発に「(高橋は)素晴らしい投手。でも自分としては(甘い)1球を見逃さない準備はできていた。いい当たりができたよ」と胸を張った。さらに5回2死三塁の場面では右前打タイムリーを放ち貴重な追加点を叩き出した。

 9月15日のロッテ戦から10試合連続でヒットが続き、その間に3本の本塁打。好調の要因について「オリンピック予選で怪我をしたが、リハビリでしっかり治すことができた。それ以降は以前よりも試合に向けていい準備ができるようになった。それが成績に繋がっていると思う」と語る。

 お立ち台では「今日は練習の時から調子が良かった」と語ったが、フリー打撃ではセンター方向に鋭い当たりを打つたびに「ドミニカンパワー」と叫んでいた。キューバ出身のデスパイネがなぜドミニカ? その疑問に「特に意味はないんだけど、キューバとドミニカは近いからね。牧原(大成)と互いに『キューバパワー』『ドミニカンパワー』って呼び合ってるんだ」とニヤリ。

 その牧原は最近デスパイネの後を打ってチャンスを広げる役割を担っているが「彼は状態もいいし、このまま続けてほしい。チームにとって大事な選手」と称えた。まだまだ首位との差は大きいが、5年連続日本一への夢をつなぐためにもデスパイネの活躍が続いていくことを願いたい。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)