本拠地ファンの前で11年間の現役生活に幕

■日本ハム ー オリックス(17日・札幌ドーム)

 今季限りで現役を引退する日本ハムの斎藤佑樹投手が17日、本拠地で行われたオリックス戦で引退試合に臨んだ。先発した上沢直之投手の後を受けて最後のマウンドに上がった。

 4-3の7回。懐かしい「勇気100%」の登場曲が流れると大きな拍手に包まれた。チームメートの激励を受けて笑顔でマウンドへ。福田に対する初球は129キロの直球でストライク。最後はフルカウントからの7球目、125キロが外れて四球となり苦笑いを見せた。ベンチで見守った栗山監督は感極まった表情を見せながら、投手交代を告げた。斎藤は帽子を取ってファンに一礼したが、ベンチに戻り指揮官から声を掛けられるとこらえきれずに涙を流した。

 10月1日に引退を発表。3日にはイースタン・リーグDeNA戦(鎌ヶ谷)でファームでの最後の登板を果たすと、乙坂から空振り三振を奪い目に涙を浮かべた。この日の引退試合が発表されると、チケットは数日で売り切れ。改めて人気の高さを示した。

 斎藤は2006年夏、甲子園で田中将大(現楽天)擁する駒大苫小牧と決勝で引き分け、さらに再試合という死闘を経て優勝し“ハンカチ王子”として大フィーバーを巻き起こした。早大に進学し、2010年ドラフト1位で日本ハムに入団。2年目の2012年には開幕投手を務めて白星をつかんだ。右肩や右肘の故障に悩まされてユニホームを脱ぐ決断を下した斎藤。思い出の詰まった札幌ドームで、プロ11年間で通算89試合目のマウンドを踏んだ。(Full-Count編集部)