小鶴誠が1950年にマークした打点、得点、塁打は打者“最古”のシーズン記録

 1936年に始まった日本のプロ野球。これまでの長い歴史の中で、多くの記録が生まれてきた。ここでは今後、破られることがなさそうな、シーズン記録を紹介する。(敬称略)

 勝利数はヴィクトル・スタルヒンと稲尾和久の42勝。スタルヒンは巨人時代の1939年、68登板で42勝15敗、防御率1.73の活躍でMVPにも選ばれた。西鉄で通算276勝を挙げた稲尾は、高卒6年目の1961年に78登板、42勝14敗、防御率1.69を、マークしている。防御率は1943年の巨人・藤本英雄で0.73(432回2/3、自責35)。防御率0点台は、1970年に阪神・村山実が記録した0.98(156回、自責17)が最後だ。

 完投数は1947年の南海・別所昭(のちの毅彦)で47。完封勝利数は1942年の大洋・野口二郎と1943年の巨人・藤本英雄で19回。投球回は1942年の朝日・林安夫で541回1/3。現代では考えられない数字が並ぶ。

 奪三振は1968年の阪神・江夏豊がマークした401。当時高卒2年目の左腕は49試合、329回を投げて25勝12敗、防御率2.13、26完投の成績を残した。こちらも記録更新はほぼ不可能だろう。

 打者では阪急・福本豊が1972年に記録した106盗塁が際立つ。NPB史上3桁盗塁は、この1度だけ。昨年の盗塁王はセが阪神・中野拓夢の30、パはロッテ・荻野貴司ら4選手の24だった。小鶴誠が松竹在籍時の1950年に記録した161打点、143得点、376塁打は現在も残る、“打者最古”のシーズン記録だ。

 打率は.389。阪神のランディ・バースが2年連続3冠王に輝いた1986年に残した数字だ。オリックス在籍時のイチローは1994年に.385、2000年に.387をマーク。惜しくも届かなかった。本塁打はヤクルトのウラディミール・バレンティンが2013年に放った60本。王貞治らの55本を超え、大きな話題になった。最多安打は2015年の西武・秋山翔吾で216本。2010年に阪神のマット・マートンが放った214本を抜いた。これらの記録は今後、更新される可能性もありそうだ。(Full-Count編集部)