2013年60本塁打はプロ野球記録も…多くの外国人選手が殿堂入りを果たせず

 昨季限りでソフトバンクを退団したウラディミール・バレンティン外野手が23日、自身のツイッターを更新し、日本球界復帰を断念したことを明かした。「日本球界からは引退することを、日本の全てのファンに本日発表したい」と綴った。

 バレンティンといえば、なんと言っても2013年に記録したプロ野球記録のシーズン60本塁打だろう。長距離砲として輝かしい結果を残し、ヤクルト1年目の2011年から3年連続本塁打王。3年連続はセ・リーグでは王貞治(1962〜1974年)以来の快挙だった。2018年には131打点でタイトル奪取。ソフトバンクでプレーした2020年は9本塁打、2021年は4本塁打と結果を出せなかったが、通算301本塁打は外国人歴代4位と堂々の数字を残した。

 ツイッター通りに“NPB引退”となれば、次に注目されるのが殿堂入りか。しかし、そこには外国人選手にとって高い“壁”があるようだ。プレーヤー部門の候補者は「プロ野球選手で引退後5年を経過しその後15年間の者」という期限があるが、これまで多くの外国人選手の殿堂入りを逃している。ブーマー・ウェルズやランディ・バースの“3冠王コンビ”、外国人歴代1位の464本塁打のタフィー・ローズらが殿堂入りを果たせておらず、ローズに関しては米メディアからも疑問の声が上がっている。

 1985、1986年に3冠王に輝いたバースは今年のエキスパート表彰で106票(得票率72.6%)。当選に必要な110票に4票足りなかった。ブーマーは37票(25.3%)だった。外国人選手で殿堂入りしているのは、元巨人のヴィクトル・スタルヒンと元中日監督の与那嶺要のみ。輝かしいキャリアを築いたバレンティンにも厳しい戦いとなりそうだ。(Full-Count編集部)