出塁率メジャートップのベッツは、大谷の爆速打球を警戒している

■ドジャース 6ー4 Dバックス(日本時間21日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平は20日(日本時間21日)、本拠地・「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打1四球、打率.353とし、打率やOPS1.077など打撃6部門でメジャートップを走っている。

 ドジャースに加入し、躍動する大谷について地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者が「異常な存在:ドジャースの最初のシーズンで、ショウヘイ・オオタニがキャリア最高のスタートを切った内側」とのタイトルで特集記事を掲載した。

 安打(67)、打率(.353)、長打率(.656)、OPS(1.077)、長打(30)、塁打(124)、の6部門でメジャートップの数字を残す大谷ついて、「45/35/100(HR/盗塁/打点)を目指す歴史的なシーズンに向かっている」と言及した。

 同紙ではさらに、大谷の前を打つ1番打者のムーキー・ベッツ内野手との関係性も紹介。ベッツは一塁に出塁した際、大谷が打席に入るとリードをとる“距離”を微妙に変えて、飛んでくるかもしれない打球に備えているというのだ。「このリードオフマンは第2リードをわずかに変える。二塁に向かって何度かルーティンのシャッフルをした後、投球と同時に少し戻る」と伝えた。

 大谷のパワーをよく知るだけに、引っ張った強烈な打球への対策。「もしそれが私に当たったら、僕はおしまいだ」、ベッツは冗談半分で言った。「僕の体重は175ポンド(約79.3キロ)なんだよ。時速120マイル(約193.1キロ)のラインドライブは受け止めることはできない」。

 MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」によれば、大谷の今季最速は119.2マイル(約192キロ)。ベッツの出塁率はメジャートップの.432。塁上で大谷の打席を迎える機会がもっとも多い選手でもある。大谷の爆速打球に“脅威”を感じているのは敵軍野手だけではないようだ。(Full-Count編集部)