フリーマン「私たちは持ちこたえることができるいいチームだ」

■ドジャース 9ー5 ロッキーズ(日本時間18日・デンバー) 

 ドジャースの結束力を示す勝ちっぷりだった。不動の1番だったベッツが左手骨折で戦線離脱。大きな戦力ダウンとなったが、それがどうだ。1番・大谷翔平、遊撃・ロハスとベッツの“定位置”に入った2人がそれぞれ3安打1打点。フリーマンは5四球6出塁だ。試合後のロバーツ監督は実感を込めて、全員野球を評価した。

「グレートだった。好守において、素晴らしいパフォーマンスだった。ミギー(ロハス)は攻撃面でいい活躍をした。ショート(の守備でも)いつものように安定していた。1番のショウヘイが機能したことも大きかった。打線全体がいい活躍をしてくれた」

 山本由伸も右肩腱板を損傷。1日にして投打の主力を失うダブルショックとなった。そして、いきなりの敵地4連戦。ビジターにしては広いドジャース・クラブハウスは試合前、閑散としていた。

 大谷のロッカーは本拠地でも敵地でも常に山本が隣だったが、このコロラド遠征に山本は帯同していない。今回の“お隣さん”はテオスカー・ヘルナンデスだった。報道陣にオープンにされた時間帯に2人の交流は見られなかったが、日頃から笑いの絶えない名コンビ。ロッカーの配置は事前に球団スタッフが決めているそうだが、なかなか良い人選だ。

 それだけではない。報道陣に公開されている間、通訳のウィル・アイアトン氏、中島陽介トレーナーが大谷の話し相手になっていた。中島トレーナーといえば、色々あった4月に大谷、山本らをシカゴの焼き肉屋を連れて行き、なおかつ会計もスマートに済ませた好漢。ただ話していただけかもしれないが、こういったさりげないサポートができるのは、複数の日本人スタッフがいるドジャースならではないか。

 山本は前半戦絶望。ベッツは復帰まで6〜8週間かかるという。フリーマンは「間違いなくベッツの代わりになる選手なんていない。でもこのチームにはいい選手が多い。しかも、経験のあるベテランも多い。怪我で多くの選手を欠いているけど、私たちは持ちこたえることができるいいチームだ」と語った。裏方も入れた全員野球で、この難局を乗り越えたいところだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)