本拠地では常時50人ほどのメディアが10人ほどに減少、遠征地では「3人ほど」

 エンゼルスからドジャースへ大谷翔平投手が移籍してから半年。エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが、馴染みのある日本メディアに近づいてきた。「ハウ・アー・ユウ!? グッグッグッグッ!! アイ・ミス・ユウ!!」。昨季までと変わらぬ大きな声。だが、柔和な表情はどこかスッキリしたように見えた。

 それもそのはず。昨季まで6年間、エンゼルスは毎日が“大谷フィーバー”だった。昨季、本拠地でのエンゼルス戦には常時50人ほどのメディアがいたが、現在は10人ほど。マット・バーチ広報によると、遠征地では「3人ほどかな」という。「あなたたちがいなくなって、本当に寂しくなったよ」。バーチ広報はしみじみと話す。

 大谷の“遺産”もなくなりつつある。気になっていたのは、昨季、エンゼルス選手が本塁打を放った際にセレブレーションとして被っていた兜(かぶと)だ。昨季中に大きく取り上げられた兜だが、球団にはオリジナルとレプリカ、2つの兜が存在。球団関係者は「オリジナルのものはショウヘイかイッペイがシーズン終了後に持っていったと思う。たぶんショウヘイが持っているんじゃないかな」と証言した。レプリカの兜は球団が所有しているというが、大谷が“お持ち帰り”していたとは意外だった。

 エンゼルスタジアムを訪れる日本人ファンが減ったのは確かだが、以前として多くの日本人ファンがエンゼルスの動向を追っていることは知っている。「SNSにはたくさんの日本語のコメントがつきます。たくさんの日本人ファンがいる。本当にありがたいことです」と頭を下げるのはマット・バーチ広報だ。

 そこで今オフにもメジャー挑戦する可能性があるロッテ・佐々木朗希投手を調査しているのか。ミナシアンGMは「ノー・アイデア!! アイ・ドント・ノー・ヒム!!」と笑顔で煙に巻いていた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)